副住職日記

2014-01-20 20:11:00

寒行 ~島原半島1周行脚~

大寒を迎え、今年も寒行始まりました。
そう、今年で3年目を迎える島原半島1周行脚です。

これは、約220年前に起きた「島原大変」による津波殉難者慰霊、また半島の交通殉難者慰霊の
為、1週間で半島を一周する行脚です。

そこで、半島のあちこちにある「慰霊碑」「供養塔」を廻りながらの行脚となりました。
初日は、国見町の長国寺を出発し島原・護国寺様までの約16㌔。
途中雨に遭いながらも、供養塔前でお勤めしながら、約4時間で無事到着。



(途中の有明・法華経寺様。日蓮聖人銅像前にて一読)


初めて行く道路、供養塔もあり、歩いていくと新たな発見が多々あります。

初日にしては、昨年よりきつかった気がします。身体が慣れてないからかもしれません。
明日は、有家・堂崎までの道のりです。

 
2014-01-19 23:08:00

記憶に残るもの・・・

~信徒青年会主催の身延・千葉団参に参加。

17日から19日までの行程だったのですが、法務があり、18日からの途中参加となりました。

午後から出発し、千葉・安房小湊のホテルについたのは午後8時でした。

夕食中の皆さんのところへ顔を出すと、「ハッピーバースデー」の曲で迎えて頂きました。

まさかの・・・・。お祝いしていただき、ほんと、嬉しかったです。

そんな誕生日翌日の朝を、日蓮聖人生誕の地、誕生寺で迎えました。

気温も下がり、雨の中で朝勤に参拝し、お説教を拝聴しました。

その後、清澄寺まで行ったのですが、一面真っ白。

旭が森の日蓮聖人銅像前にて、一読。登りくる旭日を拝し、檀信徒と共に今後のお題目修行、

信仰生活をお誓い申し上げました。

そして、中山・法華経寺へ。途中の房総スカイラインでは、降雪、凍結の影響でスリップや立ち往生の車などもありましたが、幸い事故なく、かなり予定オーバーで到着。

今回の団参最後は現在開設中の大荒行堂でのご祈祷。日曜日ということもあり、全国からの檀信徒でごった返す中、長崎県から修行に入行されているお上人にお願いし、無事にお勤めをしていただきました。

40名を超す修行僧に囲まれての御祈祷は圧巻です。参加された檀信徒の中には、初めて行堂にお参りされた方もあり、本当に感激されていました。

2泊3日の行程でしたが、初めて団参そのものに参加された方、本当に感激されていました。

「今度は仲間を誘ってこよう!」

自分が感動したこと伝える。法華経・日蓮聖人を通して感じた喜びを人にも伝えることは、

何よりの功徳です。

もっともっと多くの方に、この感動を味わってもらうべく、僧俗一体となって頑張っていきたいと思います。



 
2014-01-17 22:05:00

蘇る日本の神々 ~三十番神大祭~

島原市寺町の護国寺で16日、新春恒例の三十番神大祭が営まれ、僧侶12名が出座してお勤め・祈願を行い、
市内外より多くの人たちが参詣し、1年間の身体健全や家内安全、交通安全などを祈願しました手

あわせて、逮夜となる阪神淡路大震災殉難者、東日本大震災殉難者をはじめとする災害殉難者への御回向と、
被災地の早期復興、国土安穏を祈念しました合掌
 
毎年私もお手伝い、法要出座させていただいています楽しい
朝9時に始まり夜7時まで約1時間おきの計9座。
10数名の僧侶による読経・ご祈祷は迫力ありますよ拍手

冷たい風が吹く中、寒い気候くもりにもかかわらず、本堂と別棟にある番神堂は毎回参詣者で一杯になりひらめき
私たちも気合の入ったご祈祷で、堂内は熱気ムンムン矢印上



子供から年配の方たちまで、年齢問わず、しかも家族一緒にお参りされているのを見て、信仰相続の大切さを感じますゆう★

こちらの番神様、一体ずつ厨子に納められていますが汗、昨年より修復事業ひらめきが行われています。数年後には全ての御尊像が
蘇るそうです。

折しも、昨年は伊勢神宮、出雲大社の式年遷宮の年。番神様も蘇り益々ご威光ひらめきを発揮され、御守護いただけるように
我々自身も考えたかや生活を「修復」し、反省_| ̄|○と感謝ゆう★の気持ちで、毎日を送りたいものです。

法要の様子の写真は撮ることができませんでしたので、
境内の様子を。

2014-01-09 20:58:00

伝統行事②  学芸会

長男が通う小学校では、この時期「自治会学芸会矢印上」が行われます。
学芸会とは子供たちが練習した音読や歌カラオケ・劇、クイズなどの発表を行うもの、
文化祭の規模を地区毎に小さくしたようなものでしょうか…楽しい



プログラムやいろんな小道具も高学年を中心に
自分たちで考え準備します。
自分も、そして親である住職も母校である飯野小で子供の頃、この学芸会を経験しました。
歴史はずいぶん長いはず…です男
 

冬休みの間、一生懸命練習して、8日が本番だったのですが、
昨年長男は、水疱瘡にかかり、参加できませんでした。
よって今年初めて学芸会デビュー拍手

残念ながら、当山の鬼子母神祭と重なったので、自分は見ることができず、ビデオで観賞。
今回、息子は英語の紙芝居をしたようですゆう★

子供だけではあっという間に終わる笑ので、保護者や先生方の飛入り参加もあります手
先生方はマジックショー手をしていましたが、毎年同じものをするわけにもいかず、
毎回新しいものを仕入れているkyuみたいです笑

言われてするのではなく、自ら考えて企画し行動する。
高学年は低学年をリードする責任感矢印が芽生えます。
一生懸命頑張っている姿ほど、輝いているものはないと思います。

変えていかなければならないこともありますが、
地域の伝統行事は、これからも伝えていかなければなりません。

2014-01-07 21:36:00

鬼火焚き

 正月7日、この地域では、鬼火焚きが行われます手

正月の飾り物や、竹竹・間伐した木木を利用してやぐらを組み上げ、

火をつけると、炎火が上がります。 このときの「パンパンエクステンション」という

大きな音をたてて、はじける竹の音が「鬼」を払いDocomo_kao18、一年間の厄を払い、

後の炭で餅もちを焼いて食べると、無病息災晴れと言われています。

また、煙の勢いのある時に、書初め筆を飛ばすと字が上達するとか・・・・

いろんな伝統行事がありますが、少子化ゆう★もあり、毎年行事を行う参加者は減少しつつありますショボン

止めるのはいつでもできますが、復活はなかなか難しいものです。

自分の子供の頃、楽しみだった行事。親になって、こんな準備があったのか0口0

と大人の事情も分かってきましたゆう★。次の世代にも、少しでも残していきたいですね。