副住職日記

2013-12-02 16:00:00

夫婦の契り ~仏前結婚式~

昨日は従姉妹の結婚式
花嫁の従兄弟がどうしても祖父母にその姿を見せたいとの想いもあって、
当山で仏前結婚式を勤めることになりました。

(境内の砂紋も結婚式仕様)

結婚式と言えば・・・チャペルや神前、人前などが主ですが、
お寺でも行っていますよ(^o^)/



御本尊、両家のご先祖様へのご奉告、そして夫婦の契りを結ぶ仏前式
決して華やかとは言えませんが、厳かであり、引き締まるものがあります。

育った環境が違う二人が出会い、そして夫婦となる・・・・。命の繋がりの重さと同時に、
両親、そしてご先祖様への感謝がそこにはあります。

それだけ、二人がこれから夫婦となる誓いは、決して軽いものではないと思います。
これから、色々山あり谷ありでしょうが、2人が縁あって結ばれた意味を
肝に銘じて頑張ってもらいたいものです



参列者からは、非常に良かったと、感動した・・とお言葉を頂きました。
勤めてよかった(^O^)。有難いことです。

これから結婚式を考えていらっしゃる方、仏前結婚式をご検討ください




2013-12-01 22:44:00

若きチカラ ~信徒青年会長崎地区大会~

30日、県信徒青年会の総会・研修会が長崎地区にて開催。
今年で11回目を迎えるこの大会は、県内各地区を回り持ちで行っている
信徒青年の総会です。

今年は、長崎市・本蓮寺様を会場に
研修会と、場所を近隣のホテルに移し、懇親会を行いました。



研修では、若手僧侶2人による講話。
普段感じたことを熱い想いをもって講話してもらい、
参加者にも、非常に好評でした。



法華経・お題目の縁で出会えた仲間との懇親会は、
僧俗一体となって盛り上がり、
あっという間に時が経ちました。


初めて参加された方、また初回からずっと参加されている方など色々ですが、
この縁を通じて、よりお題目の縁を多くの方に伝えていただき、
我々も、そのために日夜の活動をより精力的に精進しないと・・・・と
感じた大会でした。

実は、翌日も大会は続くのですが、
都合により懇親会までで日帰り(>_<)

参加者の方々とはまたゆっくりと、お話をしたいと思います。
2013-11-15 22:08:00

小学校の伝統行事

 息子が通う小学校の毎年恒例の行事である「もちつき大会」に初参加。
PTA本部役員という役職を仰せつかっている以上、学校行事にはできるだけ参加しています

この日も朝早くから、かまどやもちつきの準備。

昔は年末になると、各家庭の庭で行われていた行事も、時代の流れか
段々と少なくなってきました

幸い、息子が通っていた幼稚園でも毎年行われていたので、
一通りの流れはわかってるつもりでしたが・・・・
他の役員さんの手際の良さにびっくり・・・・
経験の差が違いました(^_^;)

かまどで蒸し、石臼と杵を使ってのもちつき風景・・なかなかいいですよ。

時々、杵同士がぶつかったり、手をつきそうになったり、
賑やかな餅つきでした
子供たちも、一緒につき、餅を丸めてもらいました。

6年生になるとリズムも良く、流石に上手でしたね


午後からは、「もみじ集会」という学習発表会でした。

1,2年生は劇、3年生は朗読、4~6年生は研究発表という内容で、
保護者の方も多数参加していました
最後には、鼓笛隊の引き継ぎ式という、これまた伝統行事もあり、
地元のCATVや新聞の取材も来ていました

全校生徒は70名程度ですが、温かみのある田舎の小学校です。
この小学校の良さは、父兄、特にお父さん方の行事参加が多いこと
地域一体となって行事に協力的ということを、先生方が感心されていました。
親として、またこの小学校の一人のOBとして、在校生の元気に頑張っている姿に
感銘を受けた1日でした
2013-11-13 00:34:00

お会式法要

 今朝は一段と冷え込みましたね

今日は、日蓮大聖人の第732遠忌(御命日)報恩法要です
もちろん、檀家さん皆様にご案内し、ともに日蓮大聖人へ御報恩の誠を捧げます。


平日の午後にもかかわらず、多くのご参詣を頂きました
また、御供物もたくさん頂き、その中で「モチ米」は、お斎と共に参詣者にお配りしました。


法要では、信行会による和讃奉納もあり、檀信徒と共にお唱えするお経、お題目、団扇太鼓の音に日蓮大聖人も喜んでいらっしゃるのではないでしょうか?



法要後には、12年ぶりの来寺となった、立川志遊師匠による 1人かたり 
土籠の場」を行っていただきました

土籠にいる弟子を想う日蓮聖人の暖かい手紙、そして土籠の中で師匠を想う日朗・日進上人と牢番とのやり取りは、その情景が浮かび、檀信徒も聞き入っていました
「土籠の場」は今回初めての試みということで、これから全国各地で聞くことができるかもしれませんよ

最後に本家の落語を一席。生の落語は田舎ではなかなか聞けないので、みんな大笑いしながら、あっという間の時間でした。


笑顔は元気の源、お腹から笑い声が出ることが一番いい・・・・・、落語の中でこう話されていましたが、笑顔で帰られる皆さんの表情を見て、来ていただいて良かったと感じます

次回は12年後に、となると、もうお会いできない方もいらっしゃるかと思いますが・・・
と話されていましたが、是非また機会を設けたいと思います

法華経の縁、お題目の縁、日々の感謝を忘れずに過ごしたいものです。
2013-11-02 22:20:00

今年も始めました(^_^;)

 これまでにも紹介しましたが、日蓮宗では毎年11月1日から翌年2月10日までの
100日間、千葉県の中山法華経寺にて大荒行堂が開催されます


今年も県内の先輩や友人などが入行しました。長期予報では、
今年の冬は寒くなるとのこと
とはいえ、それぞれの想いで修行に励み、2月10日に無事に成満を祈念しています



ということで、今年も1日から水行はじめました。

境内にある「浄行菩薩」様の前で行っています。
浄行菩薩とは、『法華経』に登場する四菩薩の1人で、お釈迦様亡き後、末法の世において
仏様の教えを護持するものとされています

またその呼び名から、日蓮宗では古くより、身心を浄らかにする徳を有した菩薩として信奉されています。浄行菩薩の像を水で洗い清めることによって、自分自身の煩悩を清めるということになり、さらに自分の身体の悪いところと同じ部分を清めて祈願をすれば霊験をいただけるという信仰につながったようです。

ちなみに、この辺りの地域では、「撫で仏様」と呼ばれ、病気の時等に自身の悪い部分を撫でて祈願することで、ご利益を頂けるといわれています。

「身から出た錆」

自ら出る「心の垢」を少しでも洗い流せるよう、これから来年2月10日まで、
100日間続ける予定です。