副住職日記

2014-08-12 18:43:00

初盆の準備

祖父が今年6月に遷化したので、初盆を迎えます。
「お寺の初盆は、一般とは違うとやろ?」とよく聞かれましたが、
いえいえ、同じように準備してお迎えし、精霊流しをしますよ。

初盆ということで、お檀家さんの棚経も例年より2日ほど早めにお勤めしています。
いろんなところでご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。

長崎、特に島原では初盆のお宅に提灯をお供えする風習があります。
家紋やお題目が入った提灯をお供えし、仏壇の部屋に提げ、お盆にはお墓に灯します。
その準備もなかなか大変です。

今回は、本堂前にやぐらを準備しました。
どんなことになるやら・・・・





 
2014-08-09 23:53:35

黙祷のサイレン

強い台風11号が、西日本を中心に猛威を振るっています。
こちらでも昨夜夜半から、風が強くなってきました。
皆様も十分注意してください。

今日8月9日は長崎原爆の日。今年で69回目を迎えました。
今朝からお盆の棚経が始まりましたが、
11時から本堂にてお勤め、子供たちもお題目とともに、太鼓をたたいてくれました。


そして原爆投下された11時2分。サイレンが鳴り皆で合掌。
幼稚園に通う娘たちになぜサイレンが鳴ったの説明しました。
「ふーん」と言っていましたが、
テレビでは平和記念式典の中継があっていたので、なんとなくはわかったのでしょうが・・・

来年は70年という節目を迎えます。
平和でありたいというのは誰しも願う所。
それを実現するのは私たちの行動次第。
1人1人の意識や行動が大きな力となり、平和を築きます。
逆もまたしかり・・・・
「他人任せ、無関心」こそ、一番の問題でしょう。


 
2014-07-20 23:40:00

満中忌 忌明け法要

祖父であり師匠でもある、日示上人の49日法要を行いました。
通夜・葬儀から、毎週の7日逮夜法要、バタバタしながら、
あっという間に時は過ぎ、忌明けを迎えました。

祖父は9人兄弟だったこともあり、近親者だけのお参りでしたが、
かなりの人数となり、孫・曾孫まで含めて上人の追善供養を営みました。




これまでの事を思い出しながらお勤めしましたが、
法要後、親族の方と話している中で、
以前、祖父が話していたことを聞くことができました。

「お坊さんの仕事とは?」
「悪いことをした人を捕まえるのは警察。間違った考えをしている人を正しくするのが坊さんの仕事だ」

そのために、自分自身が行学にはげみ、磨いておかなければ、人はついてこないし納得させられない。
お上人は、寡黙だったけど、周りが尊敬してついて行ったもんなぁ・・・・

自分に突き刺さる言葉でした。
姿は見えねど、その言葉や想いが人を動かし、影響を与える。
もっと、聞いておけばよかった・・・・・

人生に「たら、れば」はありませんが、
今の一時を無駄にしないようにこれからも進んでいきます。
少しでも師匠に近づけるように・・・・・
2014-07-18 15:04:00

檀信徒協議会 総会開催

宗務所主催の県内檀信徒総会・研修会が開催されました。
県内各地より、75名の方が出席され、会場となった宗務所は満席となり、熱気ムンムン。


遠い方は3時間かけて参加されたり、離島もあり泊りがけの方も。
そこに、参加される方の熱意、法華経・お題目・そして寺院や僧侶に対する想いを感じました。

研修では、東京よりお招きした池上幸保氏。

池上氏は全国檀信徒協議会の会長であり、日蓮大聖人の大檀越であった池上宗仲公の子孫にあたられる方です。
今回は「檀信徒の自覚について」と題し、熱く語っていただきました。
日蓮聖人は決して想像上の人物ではなく、生身の人間であったこと。その、日蓮聖人の生き方、信仰生活を学ぶことが大事である・・・と。つまり、普段の生活の中に、大事な教えがあり、それが日蓮聖人の生き方に学ぶことであると、普段の信仰生活の大切さを説かれました。最後には質疑応答もあり、参加者から活発な意見が出され、それぞれが信仰に対する想いと、現状の危機感をもって取り組んでいらっしゃることを感じました。

 
2014-07-01 16:35:00

修養道場 参加者募集中!

今年も待ちに待った修養道場を開催します。



普段とは違った2泊3日の集団生活を通して、たくさんの人と縁を結び、友達になり、

楽しく時間を過ごしてもらいたいものです。

今年で36回目を迎える修養道場は、宗教的な情操教育はもとより、学校や家庭とは違う

団体生活を通して、約束事(規則)、耐える心(忍耐)、感謝の心、自立心を養う

ことを目的とした2泊3日の修行(研修)です。

昨今の事件・事故などで社会不安が増し、バーチャル世界が氾濫する世の中で、自分の

いのちの大切さはもちろん、「他者への思いやり」や「自覚」を目標に開催します。

※正座や礼儀作法、お勤めをはじめ、肝試しやバーベキュー、体験学習など様々な
プログラムを準備しています。

参加ご希望の方、お問い合わせは島原半島内の日蓮宗寺院、もしくは事務局(妙法寺)までご連絡ください

申込書は下の方にあります(PDF)






第36回加申込書(PDF)