副住職日記

2014-06-03 23:30:00

丸23年を迎えて・・・・

平成3年6月3日、大規模な「火砕流」が発生し、43名の尊い命が奪われた普賢岳噴火災害から23年。
時はたっても、この日を迎えると、当時の事を思い出します。

昨年は23回忌ということで、多くの方が犠牲となった「定点」や
その近くに建立された慰霊碑の前でお勤めしました。

今年は当山の本堂でお勤め。

あれから22年。数日前に登山した普賢岳は、以前と地形は変わり、山は緑が増えてきたように思えます。
しかしながら、間近で見る溶岩ドームは自然の雄大さと怖さも感じました。
僅かですが水蒸気も出ています。山も生きているのです。

登山できるほど安全ではありますが、災害はいつ起こるかわからないもの。
何も知らない後世に伝えることが私たちの使命であり、亡くなられた方への供養になると思います。
2014-05-30 23:30:00

夏の登詣に向けて・・・・

五月晴れが続き、昨日は島原で30度超え(^_^;)
今日も天気が良かったので、久しぶりに普賢岳登山へ。
月末に計画はしていたのですが、仕事がどうなるかわからないので・・・当日決定の強行軍です。

一昨年、新登山ルートが開通しましたが、まだいったことがなかったので、
今回はこのルートで登ることに。

仁田峠から妙見岳へはロープウェイ(^O^)

眼下に広がる景色は、これから挑戦する気持ちを高めてくれました。

先ずは国見岳方面へ。この辺りは以前もあったルートで、私も小学校以来、
久しぶりに通りました。



そこから進むと、途中に風穴があります。

この中は、夏でも4度と案内板にあるように、
穴の前に立つと、ひんやりした風が・・・・・


白い冷気わかりますか?

いよいよ新ルートへ。
鳩穴分かれからの登りは、今回一番きつかった(>_<)場所です。

急な坂を登り終わると、目の前には多くの岩石が現れます。
警戒区域のすぐそばを通るルートならではの眺めです。



よく見ると、煙?蒸気?が出ていました。

いよいよ頂上へ。スタートしてから約2時間の道のり。
天気も良かったので、途中、他の登山客ともすれ違い、
頂上には10人ぐらいの先客が・・・・


頂上から景色は最高!心地よい風も吹き、
来てよかったと何度も思いました。

下りは別ルートで。以前からのルートですが、
登りよりも、足、膝には負担が来ます(>_<)


途中の休憩所。以前はここから普賢神社へルートがありましたが、
噴火によって通れなくなっています。



新緑の中をよく歩きました。
緑の色が何とも言えませんでした。

無事に下山。帰りは50分ほどでした。

下山後は雲仙温泉に入り、美味しい昼食を食べ帰宅。

下界は、昼間の暑さが残り、車から降りたとたんに
ムッとしましたね(^_^;)

今のところ、足は大丈夫ですが…・
明日以降が心配です。

実はこの夏、身延・七面山へ登詣予定。
その準備の一環として今回の登山でしたが、
この調子で、本番を迎えたいものです。
2014-04-16 23:17:00

山鹿での落語観笑!

お参りも終わり、今回の山鹿でのイベントへ参加。
友人が企画し実現した今回のイベントは、

茂木健一郎さんと立川談春師匠との落語&トークイベント

しかも、会場が「八千代座」という重要文化財の芝居小屋。

開場前から行列ができており、実際に会場に入るとその雰囲気は神秘的。

明治時代の建立ということで、江戸時代の芝居小屋様式を伝えるものらしいのですが、
何とも言えない雰囲気でした。





そんな中での、師匠の落語2席、茂木健一郎さんの話。
最後に二人のトークショー。
あっという間の2時間でしたが、「笑い」のチカラ、脳科学から見た「笑い」の仕組み。
色々と参考になりました。
次回開催も、今から楽しみです!


 
2014-04-15 22:33:00

初めての山鹿訪問 ~縁ある寺院へ参拝~

所用で山鹿へ行くことになり、一路熊本へ。
山鹿でのメイン行事は夜だったので、初めての場所でもあったので早めに出発し山鹿散策。

さて、山鹿には当山と縁深い場所があります。
当山の先々代住職が、入寺された寺院があるのです。

話は聞いていましたが、これまで行ったことはなく、何時かは行ってみたいと思っていたところ、
ちょうど山鹿への用事があり、せっかくなので、今回お参りすることにしました。

温泉町として栄える山鹿の中心部、山鹿城後に建立された「円頓寺」様

立派なお寺です。
由緒、沿革などはこちら
突然の訪問にも、御住職はじめ快く迎えていただきました。
当山の事も、御住職の先祖がもともと布津出身の家系ということもあり、
よく話を聞かれていたそうです。
是非一度、布津の方にもお参りしたいということでしたので、
せっかくのご縁を、檀信徒の交流を含め、これからも大事にしたいものです。
 
2014-03-12 01:47:00

写経会 開催

未曾有の東日本大震災から丸3年。
今年も写経会を開催しました。

本来なら日曜日にすれば、参加者も多いのでしょうが、
今年は、敢えて当日11日に・・・


テレビでは、1日を通して特集、追悼番組が流れています。
震災を機に、原発、津波、ボランティア、災害への備え・・・・・など
それまで漠然としていたことに、一人一人が考えさせられたのは事実です。

『憶持不忘』
風化が心配。そんな声が聞こえますが、
震災のこと、その後の問題・・・それぞれを記憶にとどめて、忘れずに伝えること。
次世代へつなげることが大事だと思います。

参加人数は少なくても、それぞれの想いは繋がります。
震災殉難者の供養、震災地域の早期復興を祈って・・・