副住職日記

2012-11-13 22:28:00

無事、お会式法要終了しました

 昨日、日蓮宗にとって大事な法要である「お会式」が営まれ、多くの参詣者と共に、
無事にお勤めすることができました


お会式とは、日蓮大聖人の御命日に営む法要で、
今年で731遠忌になります。

前日の雨も上がり、午前中から、総代・役員の皆さんと準備に取り掛かりました。
参詣者には、お斎(お弁当)・お供え餅、先日、信行会の皆さんと手作りしたお会式花と、
冊子「あんのん」などをお配りしました。

(用意したお斎。約350個準備しましたが・・・・・全て無くなりました)
平日の午後ということもあり、例年より参詣も少ないのではと思っていましたが、
予想以上の参詣を頂き、日蓮大聖人もさぞお喜びのことと思います

法要には近隣の寺院より出仕していただき、


続いてお説教。

今年は、お寺に限らず様々なところで活躍されている、徳性寺住職「松竹正純上人」をお招きし、
お話しいただきました

日蓮聖人から日朗上人、日像上人に関するお話を頂き、731年という時間はたっても
遠い存在ではなく身近に感じること、そして、菩薩としての生き方を、行動を行うことを、
ユーモアを交えながらわかりやすく話していただきました。


最初は笑いながら、段々と熱がこもって話される上人の想いを、檀信徒の皆さんも
感じられたことと思います。
今日、御回向にお伺いしたご家庭でも、「また、次回も聞きたい!」とリクエストを頂き、
こちらもうれしく感じます
いろんな方の話を聞き、自分の中に何か感じられるメッセージ、目を覚ますものがあれば何よりです。
ご参詣、誠にありがとうございましたm(__)m
2012-11-04 16:50:00

島原城でのお茶会

 何度かブログでご紹介しましたが、
毎月第1日曜日に、島原城・御馬見所で無料のお茶(抹茶)接待を行っています。

「ちょこボラ」という団体で、島原城を訪れた観光客に対して行っていますが、
毎月行って早8年。
お正月3日には、「大福茶会」と題し、大きなお茶碗で抹茶を頂いてもらい
その様子を見て自然と「(笑)」が出、一年の福が来るようにという行事です。

今日もお城に行ってきましたが、
10月~11月の土日はどこも観光イベントが行われていて、
島原城でも「がまだす隊」という忍者集団が、おもてなしをしてくれてました。


午後からはあいにくの雨でしたが、
先月よりもはるかに多い観光客の方がお見えになり、
島原城を眺めながら、しばしの休憩、体を温めて行かれてました。

来月は2日。
多くの方のご来場をお待ちしています。

城内にある日蓮聖人像。長崎・平和記念像を製作された、北村西望先生によるものです。
このままでいいのか?反省・・・・・m(__)m
2012-11-03 22:37:00

お会式桜製作中!

今日は毎月恒例の信行会。
今月は、いつものお経練習の前に、12日に行う「お会式」にて
参詣者にお渡しする「お会式桜」の製作を手伝っていただきました。


製作はベテランの皆様方です。まさに職人。
私が1本作る間に3本ぐらい作られます(^J^)

日蓮大聖人がご入滅(10月13日)の折、庭先の桜が
時ならぬ花を咲かせたという故事に由来し、
お会式(日蓮大聖人ご命日法要)の時に、
桜の花をかざります。


おかげで沢山のお会式桜が完成。
当日、ご参拝の方には、お斎(おとき)とお会式桜をお渡しします。

2012-11-02 00:18:00

100日の水行

 日蓮宗では毎年11月1日から翌年2月10日までの100日間、千葉県の中山法華経寺にて
大荒行堂が開催されます。


今年も先輩や同級生、友人などが入行しましたが、
それぞれの想いで修行に励み、2月10日に無事に
成満を祈念しています。

私も再行(2回目の修行)を出て、早6年。
同じようにはいきませんが、
今月1日より境内にて早朝から水行中
100日間続ける予定です。


(昨年2月10日の成満会の際に撮影した中山法華経寺・瑞門。11月1日にこの門をくぐり
修行が始まります。一度入ると2月10日まで、門が開くことはありません)



水は境内の井戸水を使用してます。溜め水です((+_+))
2012-10-28 21:50:00

地区研修会2日目

 昨日に引き続きの研修会です。
昨日の研修をもとに、参加者からの質疑、応答
パネルルディスカッション形式にしたのですが、コーディネーター役の方がベテランだったので、
スムーズかつ面白く、そして考えさせられる時間でした。

私も、パネリストとして参加しましたが、質問には答えられたものの
予想しない質問も寄せられ、普段からの積み重ねが大事だと思い知らされました

さて、講義の後は外に研修。
今回、会場が雲仙ということもあり、「一切経」という場所への参拝を行いました。


ここは、行基というお坊さんが今から約1300年前に、一切経を写経し埋めた(滝に流したという説も)という修行場です。ここで修行をされた行基というお坊さんは、後に雲仙を開き、満明寺を創立されています。現在は小さなお堂が建立されており、毎年旧暦6月17日に「千日参り」という日があります。この日に参詣すると千日お参りした功徳があるとされ、多くの信者、参拝客でにぎわいます。


参加者は多くが島原半島内の方でしたが、初めて訪れた方も多く、御堂やその下にある修行場(滝)、またその神聖な雰囲気にただ手を合わせるばかり

1300年もの昔、開かれて以来この場で多くの僧が修行を重ねた行場に、現在私たちが立っていること、多くのパワーを頂き帰路につきました。