副住職日記

2013-01-10 22:56:00

清々しい顔

 8日、本年度の鬼子母神大祭をお勤めしました。
10時から開始にもかかわらず、「1番目の座がいい」と朝早くから参詣され、
9時半過ぎにはかなりの人数となりました


今年も、地区のお上人7名と共に、お勤め、ご祈祷を行いました。
「身変わり御守」を交換されたり、交通安全祈願、厄払いなど
それぞれの成就を祈願し、お勤めしました。


始業式ということもあり、小・中学生や高校生は、午後からの参拝。
ほとんどの方は、祈祷中、下を向いておられます。
でも子供たちは、真剣な眼差しで、祈祷を行う僧侶たちを見ています。
もちろん目も合います。
ですが、その目と目が合ったとき、こちらの真剣な思いを感じたのか、
終わった後には、にこっとして帰っていきます。

多くの方の清々しい顔を見ることができました。

「心がスーっとした」「あれだけのお坊さんが、大きな声出して、良くリズムが合いますね。
前もって練習されたんですか?」
「初めて参加したけど、毎年こんなに多いんですか?力を頂きました」など、
いろんな感想を頂き、それぞれの感じ方がある中で、
法華経・お題目の縁に触れるきっかけとして、またお寺に気軽に足を運んでいただき
益々の信仰と、自身やご家族の幸せを得ることができればと思います。

今年一年、御守護を受け、善星皆来を御祈念しています

2013-01-07 23:45:00

正月の伝統行事

 正月7日は「七草粥」を食べる風習があります。この季節に咲く七草の若葉を食することで、
無病息災を願うものですが、
地元ではこの日に「鬼火」という行事があります。
「どんど焼き」といった方がわかりやすいでしょうか…

年末からやぐらを組んで準備し、仕上げに竹で覆い、当日には、
各家庭で正月から飾られていた注連縄などを持ち寄ります。


年男・年女の子供たちがやぐらに火をつけると、勢いよく燃え上がり、
このとき、書初めした半紙を高く飛ばすことで、字がうまくなるようにという
願いもあります。


途中、竹がはじけ、「パン、パン」と音がします。
この音に驚いて、悪い鬼たちが逃げることで、一年間無病息災を祈るということです。


子供の頃、親に連れられ地区の鬼火に参加しました。
やぐらが焼けた後の炭で食べる餅やスルメが楽しみでした。

今回は、子供の為に準備する方。
昔を思い出しながら、懐かしく思うと同時に、こんな大変だったんだと
いろんなことがわかりました。
残念ながら、子供は水疱瘡にかかり、参加できませんでした。
また来年の楽しみとしたいと思います。
2013-01-04 17:59:00

恒例の大福茶会!

 3日午前10時から島原城・御馬見所で、毎年恒例の「大福茶会」を開催。
これは、「ちょこボラ」という、ボランティアグループが10年前に初めて開催し、
以後、島原城の年間行事となっています。


ご縁あって茶道をされている方々と知り合い、
このグループの代表を務めさせて頂いてます。

この「大福茶会」では、通常の茶碗と違い、重さ約3キロの大きな茶碗で
お茶を頂いてもらいます。


茶碗には、6つの瓢箪が描かれ「無病」を、茶碗の底には、「福」の文字が書かれており、
飲み干すとその文字が見えるようになっていて、
「無病息災」と一年の「福」が訪れるようにとの意味があります。


大きな茶碗を見た参加者は、まずびっくりすると同時に、自然と笑いが出ます。
その「笑顔」によって、災いを笑い飛ばし、福を呼び込むのです。



お茶と共に、「花びら餅」を提供しました。


200名限定ということで準備しましたが、
昼過ぎには、すべて終了しました。
気温も冷え込み、冷たい風が吹くなかで、本当に多くの方に来ていただき、
温かいお茶と、美味しいお菓子で、温まっていただき、
何より皆さんの笑顔と歓声が聞けて、本当にうれしく思います。

当日は地元のCATVが取材に訪れインタビューを受けました。
もう一台カメラがあったのですが、取材が終わって名刺を頂くと、
なんとN〇Kでした。
今日か明日のニュースで出ますよということだったので、
ひょっとしたら見れるかも。
もちろん、地方版です。

2013-01-01 15:38:00

明けましておめでとうございます

 旧年中はお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします

いよいよ平成25年が始まりました。
今年は「巳年
昨日も書きましたが、新しく始まる年に、自分に
目標を立てて、日々過ごしていきたいと思います。

「冬は必ず春となる」

12月に植えたアイスチューリップがやっと咲きました。
例年より寒い日が続いたので、いつもより遅れがち。
風に流され、かなり曲がってしまいました。
でも、植物は時期を敏感に感じますね。


冬の期間は、ただじっとするのではなく、
春に芽を出すために、養分を蓄える時期です。
寒い期間ではありますが、
春に向けて、知識や知恵、経験のエネルギーを蓄えましょう



2012-12-31 22:15:00

良いお年を・・・・

残すところあと1時間。
今年もお世話になりました。ありがとうございました。

本堂・位牌堂など、最後の飾りつけをし、
新年をお迎えする準備ができました。






平成25年は巳年
巳年は、新しいことの始まる象徴の年だそうです。
前回は2001年・・21世紀の始まり
その前は、1989年・・・ベルリンの壁崩壊、消費税導入など

来年はどんな年になるのでしょう。

は脱皮と再生を意味します。
自らを律して脱皮し、新たな自分を成長させたいものです。

良いお年を・・・