副住職日記

2013-03-11 18:20:00

写経会開催

 東日本大震災殉難者3回忌に際し、当山で写経会を開催しました。
供養はもちろん、復興を祈念しての写経会です。

直前のお知らせにもかかわらず、
参加いただきありがとうございました


最近では、字を書くことも少なくなってきました。このブログもしかり。全て打つばかりです(^_^;)

心鎮めて写経された法華経の功徳。
必ず届くものと思います

また、本日の14時過ぎから本堂にてお勤めを行いました。
市内の防災無線で黙祷のサイレンが鳴る頃、私たちはお題目の太鼓を鳴らし
お参りいたしました。

今年は現地に行ってのお勤めはできませんでしたが、
想いは同じ。
少しでも力になればと思います。

2013-03-07 16:20:00

仕事で熊本へ・・・

 会議&勉強会出席のため、熊本出張です。
先輩上人の代理ですが…

前日に熊本・荒尾ではPM2.5の濃度が高いため、外出を控えるように注意喚起があったそうです。
熊本より西にあり、中国に近い島原半島では注意はなかったような…
でも、外を見るとぼんやりかすんでいます
対岸の火事ではなく、実際にこちらに流れてますからね・・・・・

そんな中での、熊本出張でした。
会場は本妙寺だったので、まず歴代上人のお墓へ。

ここには本妙寺歴代住職であり、妙法寺の開山(最初にお寺を開いた)上人のお墓があるのです。

お参りすると、周りの木々が風と共に揺れます。
喜んでらっしゃるのかな。

その後、拝殿・清正像の前でお参りをして、会議に参加しました。



銅像前の公園からは熊本市内が見えます。
ちなみに本妙寺は熊本城と同じ高さの場所にあるそうです。

足を運び、会話をするのかで、いろんな発見があります。
行動が新たな結果を生む。
毎日勉強、毎日修行
心に留めて生活したいものです。
2013-03-03 21:07:00

入賞しました!

 昨年夏、グリーンカーテン&子供たちの楽しみのために栽培したミニメロン「ころたん」の写真を
コンテストに応募したところ、な、なんと・・優秀賞を頂きました


http://www.sakataseed.co.jp/special/korotan/mykorotan/contest/contest_01/entry-181.html

園芸通信という雑誌にも掲載されましたよ。

なんか、自分の栽培したものが掲載されるなんて・・・・ページをめくったとき
嬉しくて泣きそうになりました

ちなみに、優秀賞の商品は、高級培養土3袋。
もちろん、今年もこの培養土で栽培します

2013-02-27 21:23:00

信仰の相続

 先日、お檀家さん宅へ月回向に伺った時の話です。

「お上人、これどうしたらいいですか?」
部屋を片づけていたら出てきたというものを見ると、
行衣・御首題帳・輪袈裟でした。

行衣とは、お勤めや修行の時に着る白衣です。最近では滝行や水行中に着ているのをテレビで見かけますが、日蓮宗の行衣は背中の部分にお題目が書かれています。


御首題帳は、いろんなお寺へお参りに行った際、そのお寺の御住職から、お題目を執筆していただいたものを冊子にしたもの。

よく見ると、かなり年季が入っています。
「これは、自分の親父のものです。家庭の繁栄と体が弱かった姉(叔母)の当病平癒のために、始めたと聞いています。父が亡くなったとき、棺に入れようとしたが、見つけることができなかった。それが、最近姉の箪笥から出てきた」ということでした。

捨てるわけにはいかない・・・・・・・けど、自分の行衣や御首題帳は持っているので、2つはいらない。

いろんな思いがあるとは思いますが、父親が亡くなった年齢になった時に出てきたのも、何かを教えるため。だったら、ご自身の時に棺に入れていただき、お父様に届けたらいかがですか? 何時になるかわからないけど・・・・・とお話ししました。

自分たちの身体は、両親はもちろん、多くの先祖様から受け継いだもの。
見えないようで、自分に繋がっています
だったら、自分がすることが先祖様につながるし、逆もしかり。

見聞触知 皆菩提に近づく
        (開経偈)   
 日頃の全てが自分を成長させてくれます
2013-02-17 16:49:00

春はそこまで

 2月16日は、日蓮大聖人のご降誕会(誕生日
お勤めをし、お供えを捧げ、御生誕をお祝いするとともに
命を懸けて弘められた法華経の教え、お題目のありがたさを
受け継ぎ弘めていかなければならないと痛感しました

日蓮聖人の母君の名前は「梅菊」と申します。
この時期、早いところでは、梅の花も咲き始めます。
今年は、例年より早いみたいです。

毎月第1日曜に島原城にてお茶の無料接待を行っています。
先月の「大福茶会」に続き、今月は「梅苑茶会」を開催。

会場に着くなり、香ばしい梅の香りが漂ってきました。
天気も良かったので、会場では大忙し。


午前10時から午後2時まで提供したお茶の数は
300以上。もちろん、島原城にはそれ以上の方が来場されていたのは
いうまでもありません。
香りに誘われて来ていたのは、人間だけではありませんでした



冬は必ず春となる

暦では春になりましたが、実際の春の訪れもすぐそこまで来ているようです。
四季折々の美しい姿が見られる日本。
この景色・風土・伝統を残すのも、人間の心持ち次第。

新しいものもいいですが、伝えていくことも大事ですね。