副住職日記

2013-03-31 23:39:00

島原大変から221年目

「島原大変 肥後迷惑」という言葉があります。

西暦1792年5月21日(寛政4年4月1日)に起こった眉山崩壊と津波による自然災害です。
島原半島と対岸の熊本・天草地方で合わせて1万5000人の犠牲者といわれる
災害から明日で221年。

手前が崩壊した眉山。地震によって山頂より150mの高さにわたり崩れ、
その土砂が海へなだれ込み、津波になったとか・・・・

島原半島・天草地方の各地に慰霊塔、供養塔が多数建立されています。
その中で、島原藩が建立した供養塔が半島内に7つあります。
1月に半島1周行脚をした折、うち3か所はわかっていたので
途中お勤めしました。
いずれも彫ってある文字・字体が同じです。

先人たちが、供養のために建立したのはもちろんのこと
後世に伝えるためでもあります。
あとは、自分たちがどう受け止めるか。
先人たちの想いを胸に、残り4か所も今後調査したいと思います。

南島原市・布津町


南島原市・南有馬町


雲仙市・国見町
2013-03-22 22:13:00

彼岸法要  -番外編-

 今日はいつもお世話になっている島原・護国寺様の彼岸法要に・・
といっても、お手伝いではなく、参詣者として

護国寺様は3日間の彼岸法要があります。
しかも、3日間とも昼夜2回の計6座

いつも法要後には様々な方がお説教やコンサートなどが催されます。
今回は、立川志遊師匠の落語


ご存知、故立川談志師匠の弟子であり、日蓮宗とご縁の深い師匠です。
以前、一門の方で日蓮劇をされた時、主役の日蓮聖人をなされた方です。
うちのお寺にも、何度かお越しいただき、劇を始め、落語を行っていただきました

今回の演目は「甲府ぃ」
聴衆を惹きつけるあの話の仕方、間、笑い。
勉強になりました


落語もさることながら、そのあと披露された踊りも何とも言えない

またスケジュールが合えば、是非、妙法寺にもお越しいただきたいと思います
2013-03-21 20:03:00

彼岸法要2日目

 彼岸法要2日目。昨日とうって変わって快晴となりました。
ほとんどの小中学校が終了式ということもあり、参拝者も少なめ。

以前は4日間にわたり法要を行っていたそうですが、現在は2日間。
それでも、2日間とも来られる方、昨日来れなかったからと、2日目にお参りに来られる方
様々です。

今日は、日蓮聖人のお話を・・・
知ってそうで知らない、日蓮宗の基本のお話を行いました。
こっちはわかっているだろうと思っていても、案外そうではありません。

まずは、疑問に思うこと、なぜと思うこと。
そこから、ものの考え方、意識のあり方、動かし方。
周囲を変えていくことはなかなかできませんが、受け取り方を
変えていくことは可能です

「今日彼岸 菩提の種を 撒く日かな」

仏道修行の期間=お彼岸
これからも、機会を見てお話ししていこうと思います。
2013-03-20 20:49:00

春のお彼岸 ~中日法要~

 昨日からの雨も収まらず、雨模様となりました。
こんな天気だし、参詣者も少ないだろうなぁと思っていましたが、
足元の悪い中、多くのお参りを頂きました

昨年に続き、親子4代でのお勤め。
できる限り、いつまでも続けたいものです



彼岸法要と合わせて施餓鬼供養も行いました。
併せて、東日本大震災3回忌ご回向、
また先日、行っていただいた写経の奉納を行いました。
写経は、まだまだ受け付けています。
ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています。

お勤めの後はお説教。
今日は、「六根清浄」についてのお話しを・・・・・


彼岸は汚れた心を洗う期間。
明日も同じ時間にお勤めを行います。
2013-03-19 20:07:00

お彼岸前の大掃除

 春分の日を明日に控え、お参りの方々に少しでもいい気分になってもらえるよう、
今日は境内の大掃除

本当は昨日行いたかったのですが、大荒れの天気だったため断念。
予定は狂いましたが、普段行わない境内・参道の大掃除です。

先日購入した高圧洗浄機用のデッキブラシのテストも兼ねて…


やっぱりよく落ちます
要領はいりますが、幅広くできるので、今までよりも時間短縮。
良い買い物でした。
         ー使用前ー                       -使用後ー

   
花壇の花も咲いてきました。
いつもより早い春の訪れです





明日は彼岸中日。
多くの方にお参りにきていただきたいものです