副住職日記

2013-01-07 23:45:00

正月の伝統行事

 正月7日は「七草粥」を食べる風習があります。この季節に咲く七草の若葉を食することで、
無病息災を願うものですが、
地元ではこの日に「鬼火」という行事があります。
「どんど焼き」といった方がわかりやすいでしょうか…

年末からやぐらを組んで準備し、仕上げに竹で覆い、当日には、
各家庭で正月から飾られていた注連縄などを持ち寄ります。


年男・年女の子供たちがやぐらに火をつけると、勢いよく燃え上がり、
このとき、書初めした半紙を高く飛ばすことで、字がうまくなるようにという
願いもあります。


途中、竹がはじけ、「パン、パン」と音がします。
この音に驚いて、悪い鬼たちが逃げることで、一年間無病息災を祈るということです。


子供の頃、親に連れられ地区の鬼火に参加しました。
やぐらが焼けた後の炭で食べる餅やスルメが楽しみでした。

今回は、子供の為に準備する方。
昔を思い出しながら、懐かしく思うと同時に、こんな大変だったんだと
いろんなことがわかりました。
残念ながら、子供は水疱瘡にかかり、参加できませんでした。
また来年の楽しみとしたいと思います。