副住職日記
布教講習会に参加
県布教師会主催の布教講習会に参加しました。
西海市の実相寺様で開催された研修会は
僧侶の基本である布教、とくに言説布教の基礎を学ぶ1泊2日の研修でした。
今回は畏れ多くも講師ということで、日蓮宗伝統の高座説教を
儀式・所作を中心に指導しました。
1日目は他にも法話の組み立て方、内容、心構え、模範説教など
講師陣によって講義が行われ、
翌2日目は、参加者が15分という限られた時間の中で、
法話を行う実践の機会を設けてありました。
中には明け方まで、法話を考えた者もいて
それぞれの話を聞く中で、布教に対する想い、
内に秘めたものを感じることができました。
講師とはいえ、参加者の一生懸命励む姿に
こちらも勉強になりました。
第735遠忌 お会式報恩法要
天候にも恵まれ、お会式法要を無事務めることができました。
土曜日ということもあり、いつもより賑やかな法要となりました。
法要は午後からですが、お斎やお供物などの配布物、堂内や境内の準備など
地区の世話人さん方がお手伝い。
本当に助かりました。
今回は、息子も出座。
近隣のお上人と一緒にお勤めでしたので、かなり緊張していました(^_^;)
法要後は高座説教。
塩田法尼の爽やか・優しい声、物腰とは裏腹に、熱く語る信仰のお話し、繰り弁は
聴衆の関心を引き寄せ、みな真剣に聞いていました。
お持ちいただいた古いアルバムには、当山開山上人の写真もあり、
また日感寺開山上人の御実家が、当山の近所ということもわかり、
今回お招きできたのも、今年130年を迎える当山とのご縁だったんだなと、
つくづく感じました。
その一方でお手伝いを頂いた方との慰労会では、反省点も出ました。
これを基に、来年はより盛り上げてお勤めしたいと思います。
明日はお会式法要
いよいよ明日はお会式。
お会式とは、宗祖(日蓮大聖人)の御命日に行う法要の事で、
御命日講ともいい、今年は第735遠忌法要となります。
10月13日が御命日ですが、当日は身延山や池上本門寺にお参り(団参)
することが大事だと考え、当山では月遅れで11月12日のお逮夜に行っています。
今年は土曜日となり、それぞれ週末は行事等でお忙しいとは思いますが、
報恩法要に是非ご参詣ください!
11月12日 午後1時30分より
法要・和讃奉詠・高座説教
説教師:塩田和香法尼(熊本・日感寺)
※当山開山である塩田日観上人(塩田家)と遠戚になられ、
今回ご縁あって、ご来寺頂きます。
若い尼僧さんの熱い想いを是非ご聴聞下さい。
※終了後にお斎を準備しています。
昨年の様子です↓
お会式に向けて
毎月恒例の信行会を開催。
今月は、12日行うお会式の「お会式桜」製作も兼ねて行いました。
「お会式桜」とは、日蓮聖人が入滅(お亡くなりになられたこと)された時、
当時いらっしゃった東京・池上の桜が一斉に咲いたという故事から
お会式の際には、桜を作製し奉納します。
つい先日は、境内の桜(本物)も咲きましたけどね。
お寺によってさまざまな種類がありますが、
当山では桜の花の形に切り取った色紙を
2枚重ね、竹ひごにテープで巻いていきます。
毎年300本作るのですが、
流石にベテランぞろいの為、
1時間ちょっとで完了。
花や蕾、竹ひご、テープなどはこちらであらかじめ作ってはいますが、
これだけの数を作るとなるとかなりの時間がかかります。
本当に助かりました。
お会式当日、参詣者にお配りします。
信行会では、こちらもお会式に奉詠する和讃の練習。
ばっちりでした。
本番が楽しみです。
新たな一歩
長崎市・真乗院様の本葬・入寺に参列しました。
7月にご遷化された御住職の本葬が午前中に行われ、
午後からは新住職の入寺式が行われました。
県内外から多くの僧侶、真乗院様の檀信徒の皆様が参列されていましたが、
様々なお話の中で、前住職のエピソードが話され、その人柄がよくわかり
地域の皆さんに親しまれたんだなと想像できました。
新住職はまだまだ若い青年僧ですが、
これから、檀信徒の皆さんと新たに真乗院様を盛り立て
守って行ってもらいたいと思います。