副住職日記
守護神祭
島原・妙国寺様の守護神祭に出座。
おなじ島原半島の修法師4名とともに、
法楽加持、祈願、回向供養を行いました。
日中は暖かく、車の中はエアコンが必要なくらいでした。
たくさんの参詣者とともにお勤めを行いましたが、
参詣者も一緒に読経され、
熱心にお参りする姿が印象的でした。
法要後に、昼食を頂きながら、
先輩上人と色々な話ができました。
体験談を基にしたお話は、
自分にも当てはまるものがあり、
普段のお勤め、何事も本気で行うことの重要さを感じます。
「毎日が本番」
これは、今月掲げた掲示板の言葉です。
ホントにその通りだなと思います。
自分が行ってきたことの積み重ねが毎日だと思うので、
これからも真剣に、まじめに取り組もうと思います。
言葉の重み
今年度修法師会の総会が、大村市・本経寺様で開催されました。
はじめに、佐古御住職を導師に、熊本地震殉難者慰霊法要、国土安穏祈願法要が行われ、
お勤め後には、御住職より、大村家の歴史について様々なお話を頂きました。
その後、総会が行われ、今年度の予算、活動予定が審議され、
新たな年度を迎え、様々な活動が予定されています。
総会後は研修会。ご院主であられる佐古亮尊僧正より、ご講演いただきました。
ご高齢とはいえ、私たちに話される際の真剣な、そして優しいまなざし、
熱く語られる言葉、その一つ一つが胸に響きました。
特に、修法師としての役割を下種結縁を結び付けてお話しされ、
個人はもちろん、国土を清浄にしていくことについて、
御講話頂きました。
外は大雨でしたが、心の中はすっきりした気分。
改めて修法師としての心構えについて
今更ながら気づかされ、身の引き締まる思いでした。
花まつり&信行会
4月8日はお釈迦様の誕生日。
故事にならい、花御堂をつくり
甘茶をかけてお祝いします。
ご存知の通り、当山の甘茶は住職が自家栽培している
アマチャの葉を摘み、それを使用している自家製の甘茶です。
午前中は雨にも関わらず、お参りいただき、
中にはペットボトルやポット持参の方もおり、
結構な量の甘茶を沸かしました(^_^;)。
こちらは、お持ち帰り用
午後からは信行会と一緒にご降誕会も行いました。
みなさんでお祝いをした後、
お話しさせていただいたのですが、
今回は「不軽菩薩」についてでした。
それぞれのオンリーワンの「いのち」、人生を大事に
と同時に周りの「いのち」を大事にすることが
「天上天下唯我独尊」とおっしゃられた
お釈迦様のお言葉だと思います。
日頃の振る舞いがすべての原点。
そのためのお題目信仰だということを
お話しさせていただきました。
春季彼岸法要
昨日に引き続きの行事です。
彼岸の中日、例年通り彼岸法要を行いました。
朝からあいにくの雨でしたが、
多くのご参詣を頂きました。
子どもたちも、法要出仕や受付のお手伝い。
それぞれにやる気があって責任もってしてくれるので助かります。
末っ子は、いつも通りお勤め中に爆睡したようですが…・
彼岸法要と合わせて施餓鬼法要を行いました。
また、永代供養申込者の読み上げ、「久遠廟」お預けの方のご回向も
あわせてお勤めしました。
法要後は、私が少しお話しさせていただきました。
今回は「ガタピシ」についてです。
漢字で表すと「我他彼此」 私は私、あなたはあなた。
それぞれが自分の主張ばかりすると、物事はスムーズに動きません。
お互いを認め合うこと。
その全ては一念から始まることをお話ししました。
国内外、毎日いろんな出来事、ニュースがあります。
自分を見つめ直す、彼岸の修行期間としていただきたいものです。
信行会にて・・・
今月も毎月恒例の信行会を開催しました。
今年で17年。もうすぐ200回になります。
毎月第1土曜が基本開催ですが、今月は東日本大震災7回忌に当たる
3月11日(第2土曜)に開催しました。
和讃奉納、法話を行い、お勤めを行いました。
ちょうど地震発生の2時46分、防災無線のサイレンとともに
御題目をお唱えし、ご回向を行いました。
また、信行会に併せ、今回は避難訓練も同時開催。
実際に火災や災害が起きるとそれどころではありませんが、
日頃からの備え、危機意識の向上を兼ねて
開催しました。
避難経路、誘導、案内、消火器の扱い方など、
頭では理解していても、実際は中々難しいものです。
立ち会っていただいた消防署の方々から、色々とご指摘を受け、
日頃の安全管理の大切さを学びました。
早いもので7回忌。
「憶持不忘」の気持ちで、過ごしていきたいと思います。