副住職日記

2013-11-02 22:20:00

今年も始めました(^_^;)

 これまでにも紹介しましたが、日蓮宗では毎年11月1日から翌年2月10日までの
100日間、千葉県の中山法華経寺にて大荒行堂が開催されます


今年も県内の先輩や友人などが入行しました。長期予報では、
今年の冬は寒くなるとのこと
とはいえ、それぞれの想いで修行に励み、2月10日に無事に成満を祈念しています



ということで、今年も1日から水行はじめました。

境内にある「浄行菩薩」様の前で行っています。
浄行菩薩とは、『法華経』に登場する四菩薩の1人で、お釈迦様亡き後、末法の世において
仏様の教えを護持するものとされています

またその呼び名から、日蓮宗では古くより、身心を浄らかにする徳を有した菩薩として信奉されています。浄行菩薩の像を水で洗い清めることによって、自分自身の煩悩を清めるということになり、さらに自分の身体の悪いところと同じ部分を清めて祈願をすれば霊験をいただけるという信仰につながったようです。

ちなみに、この辺りの地域では、「撫で仏様」と呼ばれ、病気の時等に自身の悪い部分を撫でて祈願することで、ご利益を頂けるといわれています。

「身から出た錆」

自ら出る「心の垢」を少しでも洗い流せるよう、これから来年2月10日まで、
100日間続ける予定です。