副住職日記

2018-05-05 21:49:00

信行会 開催

毎月の信行会を開催しました。

GW期間中にもかかわらず、

熱心にお参りいただきました。

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お経練習、和讃、法話を行った後、

今月は茶話会で、お茶(抹茶)の接待を行いました。

 

普段は中々頂く機会がないのですが、

茶道を行っている檀家さんからの提案があり、

美味しいお茶とお菓子で一服。

 

忙しい時間の中に、ホッとするひと時でした。

2018-04-02 14:17:00

地域の歴史 ~供養塔参り~

今から約220年前の寛政4年(1792年)4月1日、

雲仙岳噴火に伴う大きな地震で、島原市・眉山が崩壊し

大量の土砂が有明海に流れ込み、津波が発生しました。

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「島原大変肥後迷惑」と言われますが、有明海対岸の熊本と合わせ、

約15000人の死者が出たといわれる災害です。

 

その後、島原藩によって島原半島に7基の供養塔が建立されましたが

毎年1月に地元若手僧侶とともに、寒行を兼ねて慰霊行脚を行っていました。

今年は、それぞれ予定が合わなかったので、命日である4月1日に

供養塔参りを行いました。

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   多比良             三会

 

DSC_0027.JPG田町

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   安中             須川

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南有馬

 

普賢会会員が各地の供養をまわり、最後に布津町内にある供養塔前に集合して

皆でお勤めしました。

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この地は津波が57Mの高さまで溯上したといわれる場所です。

ちなみに、うち(妙法寺)は標高58M。近隣の標高57Mを線で表したのが下の図です。

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各地の供養塔も、現在でも4月1日に、近隣の方々で慰霊祭を行ったり、

 

普段からお花のお供えをされているようです。

220年前に思いをはせ、後世のために残した供養塔。

 

存在自体を知らない方も多いので、

少しでもその想いを伝えていきたいと思います。

2018-03-25 22:24:00

足跡・・・・何を残すか。

島原市・護国寺様の三十番神修復落慶法要が行われ、私も式衆として参加させていただきました。

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130年ぶりの修復事業だったそうですが、御尊像、厨子は見事に修復され、

番神堂に入ると、そのご威光から30体の番神様がこちらに迫ってくるかのようなオーラがあります。

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またお天道様、満開の桜が番神様の蘇りを祝福しているようでした。

 

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境内には檀信徒による出店もあり、堂内・境内はたくさんの人でごった返していました。

 

法要で寺院代表のお上人様から、「生きている間に何を残すのか?その足跡が大事である」と祝辞の中で

おっしゃられました。

護国寺御住職をはじめ、檀信徒や多くの方の力添えによって成し遂げられた今回の事業。

そこには、後世に伝えるべく、今何をすべきかを考えて行動された結果であり、

そこに賛同された皆さんの想いの結晶だと思います。

 

未来の果を知りたければ、現在の因をみよ。

どんな足跡を残すか、その歩み方を考えさせられました。

 

無双太鼓(布津)奉納演奏もあり、勇壮な太鼓の響きに、番神様も喜んでいらっしゃると思います。

5年に及ぶ事業の無事円成を皆さんでお祝いしました。

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2018-03-21 23:03:00

彼岸法要を行いました

全国的に寒くなった春分の日、当山でも彼岸法要を行いました。

 

冷たい雨が降るあいにくの天気でしたが、

足元悪い中、たくさんのお参りを頂きました。

有難いことです。

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彼岸法要・施餓鬼法要の中で和讃奉納、法話を行いました。

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法話では約220年前に起きた「島原大変」の話から、

島原藩内に当時建てられた供養塔の存在、今でも命日である4月1日に

地域で供養祭が行われていること、

若手僧侶で行脚しながら供養を行っていたことなどを紹介し、

伝えることの大切さと、今日まで先師が伝えてきた仏教、法華経、お題目と

縁を結んだ尊さをお話ししました。

 

年配の方でも、供養塔の存在を知らない方が多く、

紹介したことで、再認識していただければと思います。

 

彼岸は日願とも言っていたそうです。

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お日様=太陽に作物の成長と実りを願う春季彼岸でもあります。

作物の出来も天候次第。

雨ももちろん大事ですが、改めてお天道様の偉大さを感じた彼岸法要でした。

 

 

2018-02-16 17:28:00

三十番神 開眼法要

島原市・護国寺様の三十番神尊像が

無事修復をおえ、旧正月の今日から1か月間、

毎日1体ずつ開眼法要が行われます。

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初日の今日は、県内寺院の団参も含め

100名を超す参詣者で堂内は一杯でした。

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昨日収穫した「桜島大根」は、こちらに奉納させていただきました。

 

本当は1月の三十番神大祭に間に合うように植えたのですが、

天候不順もあり、ちょうど半年経って、開眼法要の初日に

お供えできたのは、かえって良かったかもしれません。

 

また、2月16日は日蓮聖人の御降誕日

旧正月といい、新たな歴史の1ページに

お参りできたことは、本当にありがたいことです。

 

開眼法要は1か月間、毎日10時~ 護国寺様で行われます。