副住職日記
三十番神大祭
島原市・護国寺様で開催された三十番神大祭に出座しました。
県内外より僧侶18名が出座してお勤め・祈願を行い、
多くの人たちが参詣し、身体健全や家内安全、交通安全などを祈願しました。
毎年私も法要出座させていただいています。
朝9時に始まり、夜7時からが最後の座で約1時間おきの計9座。
10数名の僧侶による読経・ご祈祷は迫力ありますよ。
こちらの番神様、一体ずつ厨子に納められており、5年前より行われていた修復事業が終わり、
堂内の修理と合わせ、全て蘇った御尊像の前でのご祈祷でした。
そういうこともあり、例年以上に参詣者が多く
お堂は常に参詣者で一杯でした。
夜のお勤めには、家族・親子連れの方が多く、
信仰の継続の大切さを感じました。
残念ながら、御尊像は写真で掲載することはできませんので、
是非一度ご参詣いただき、ご威光に触れていただきたいと思います。
鬼子母神大祭 無事終了
朝からあいにくの雨となりましたが
今年も鬼子母神大祭を行いました。
今年はケータリングカーをはじめ、近隣のお店など
出店していただき、境内も賑やかでしたよ。
祈祷会も10時~午後3時で行いました。
身変わり御守の更新や特別祈願など、
多くの参詣を頂き、皆さんの今年に期待する
想いを感じながら、お勤めさせていただきました。
祝日ということもあり、子どもたちが多く来てくれたのも
嬉しかったですね。
声はガラガラですが、一つの行事が終わりホッとしています。
まだ発送作業や名簿の修正が残っていますが、
明日中には完了したいと思います。
今年も宜しくお願いします
新年 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今年も、正月からご祈祷を行いました。
2日には地元中学校の卒業生が
同窓会前に初老の年祝祈願に参詣されました。
自分よりも少し下の年代ですが、
こうしてお参りに来てもらえるとうれしいですね。
檀家さん宅へ門札配りや親族の方の訪問など、
あっという間に3が日過ぎました。
8日には鬼子母神祭がありますので、
これからその準備でバタバタしそうです。
冬至といえば・・・
明日は冬至。1年で1番太陽の位置が低く、日照時間も短くなります(北半球の場合)
※テレビで言ってましたが、夏至は梅雨の時期にあたり雨の日が多いので、実際の日照時間は
平均的に冬至が長いそうです(*_*)
冬至には「カボチャを食べ、ゆず風呂に入る」と言われていますが
単に風邪をひかないためのものではないようです。
もともと、暦上の「一陽来復」
冬至を境に日が長くなる、つまりお日様の力が
強くなることから、陰から陽へ向かう、運が向いていく日が冬至。
そこで、言葉の最後に「ん」のつく食べ物を食べ、
運気を上げるという意味もあります。
かぼちゃは別名、南瓜(なんきん)。あとはダイコン、ニンジン、れんこん
うどん、きんかん。
旬のものが多く、ビタミンやカロチンを多く含むものなので、風邪予防に最適だと
いう先人の知恵でもあります。
また、柚子にはあの強い香りが魔を払う、禊の意味もあるようです。
もちろん、血行促進や体を温める効果もあるからのようですが。
科学が発達し、成分分析や効果・効能がはっきりとわかる現代ですが、
古き良き「しきたり」、先人の知恵を大事にしたいものです。
日々研鑚
長崎県布教師会主催の布教実践講座に参加しました。
昨年から始まった研修ですが、
1泊2日の日程で、話の組み立て方、内容を諸先輩から学び
日蓮宗伝統の高座説教をを稽古する研修です。
今回は立川雲水師匠に特別にお話しいただき、
話術をはじめ、特に印象に残ったのが
「型破り」と「形無し」の話でした。
今回は島原市・光伝寺様で開催されました。
県内から約15名の青年僧やお上人が参加し、
みな真剣に研鑚を積みました。
伝統の高座説教を学び、一つの型、基本を学んだうえで
もっと発展させることと、最初から我流では意味が違います。
普段は法務におわれ、じっくり研修する時間が
少なくなってきており、またお上人を前にして話をするという
機会もなく、自信の癖や注意すべきところがよくわかりました。
檀信徒をはじめ、多くの方と接して話をする時間は一期一会。
仏教、法華経の教えをより多くの方に伝わるように
今後も研鑚したいと思います。