副住職日記
2018-03-25 22:24:00
足跡・・・・何を残すか。
島原市・護国寺様の三十番神修復落慶法要が行われ、私も式衆として参加させていただきました。
130年ぶりの修復事業だったそうですが、御尊像、厨子は見事に修復され、
番神堂に入ると、そのご威光から30体の番神様がこちらに迫ってくるかのようなオーラがあります。
またお天道様、満開の桜が番神様の蘇りを祝福しているようでした。
境内には檀信徒による出店もあり、堂内・境内はたくさんの人でごった返していました。
法要で寺院代表のお上人様から、「生きている間に何を残すのか?その足跡が大事である」と祝辞の中で
おっしゃられました。
護国寺御住職をはじめ、檀信徒や多くの方の力添えによって成し遂げられた今回の事業。
そこには、後世に伝えるべく、今何をすべきかを考えて行動された結果であり、
そこに賛同された皆さんの想いの結晶だと思います。
未来の果を知りたければ、現在の因をみよ。
どんな足跡を残すか、その歩み方を考えさせられました。
無双太鼓(布津)奉納演奏もあり、勇壮な太鼓の響きに、番神様も喜んでいらっしゃると思います。
5年に及ぶ事業の無事円成を皆さんでお祝いしました。