副住職日記
2018-03-21 23:03:00
彼岸法要を行いました
全国的に寒くなった春分の日、当山でも彼岸法要を行いました。
冷たい雨が降るあいにくの天気でしたが、
足元悪い中、たくさんのお参りを頂きました。
有難いことです。
彼岸法要・施餓鬼法要の中で和讃奉納、法話を行いました。
法話では約220年前に起きた「島原大変」の話から、
島原藩内に当時建てられた供養塔の存在、今でも命日である4月1日に
地域で供養祭が行われていること、
若手僧侶で行脚しながら供養を行っていたことなどを紹介し、
伝えることの大切さと、今日まで先師が伝えてきた仏教、法華経、お題目と
縁を結んだ尊さをお話ししました。
年配の方でも、供養塔の存在を知らない方が多く、
紹介したことで、再認識していただければと思います。
彼岸は日願とも言っていたそうです。
お日様=太陽に作物の成長と実りを願う春季彼岸でもあります。
作物の出来も天候次第。
雨ももちろん大事ですが、改めてお天道様の偉大さを感じた彼岸法要でした。