副住職日記
2017-12-21 20:03:03
冬至といえば・・・
明日は冬至。1年で1番太陽の位置が低く、日照時間も短くなります(北半球の場合)
※テレビで言ってましたが、夏至は梅雨の時期にあたり雨の日が多いので、実際の日照時間は
平均的に冬至が長いそうです(*_*)
冬至には「カボチャを食べ、ゆず風呂に入る」と言われていますが
単に風邪をひかないためのものではないようです。
もともと、暦上の「一陽来復」
冬至を境に日が長くなる、つまりお日様の力が
強くなることから、陰から陽へ向かう、運が向いていく日が冬至。
そこで、言葉の最後に「ん」のつく食べ物を食べ、
運気を上げるという意味もあります。
かぼちゃは別名、南瓜(なんきん)。あとはダイコン、ニンジン、れんこん
うどん、きんかん。
旬のものが多く、ビタミンやカロチンを多く含むものなので、風邪予防に最適だと
いう先人の知恵でもあります。
また、柚子にはあの強い香りが魔を払う、禊の意味もあるようです。
もちろん、血行促進や体を温める効果もあるからのようですが。
科学が発達し、成分分析や効果・効能がはっきりとわかる現代ですが、
古き良き「しきたり」、先人の知恵を大事にしたいものです。