副住職日記
子ども神輿
「長崎くんち」はじめ、全国各地でお祭りが行われていますが、
地域のお祭りに参加しました。
「若宮さん」という、神輿を担いで地区や町内を回る祭りですが、
子どもたちが神輿を担ぎ、太鼓を叩き、旗をもって練り歩きます。
私も小学生の頃、毎年参加していました。
当時は担いでいたけど、現在は台車付(^_^;)
今年は少子化の為、中学生にも手伝ってもらい、
町内を練り歩きました。
午前11時~午後5時まで、久々に歩きましたよ。
この時、「せんだいら~、まんだいら~」と掛け声をかけるのですが、
子供の頃からどういう意味か分からず、ただみんなと同じように唱えていましたが、
いろいろ調べてみると「千代楽、万代楽(せんだいらく まんだいらく)」の様で
千代万代まで幸せな世の中が続きますように・・という意味です。
今ではネットでいろんな情報があり、知識は得ることができますが、
その知識を体験を通して、これまでの伝統を続けて伝えていくことが
大事なことなんだなと感じることができる行事でした。
全国大会で、いざ浜松へ
先日の修法師会の全国大会が浜松市で開催され、
初めて参加しました。
浜松市自体も初めて訪れる街であり、
どんなところか非常に楽しみでもありました。
総会・研修会や懇親会では
全国から参加の修法師の方々と様々な話ができ、
同行や同級生らとも久しぶりに再会することができました。
翌日、帰りの飛行機まで時間があったので、
レンタカーを借りて市内観光。
一度行ってみたかった航空自衛隊のエアパークでは、
様々な展示物、自衛隊の活動を見ることができました
次に訪れた龍潭寺は、現在の大河ドラマ「おんな城主 直虎」
所縁のお寺です。
観光バスも沢山来ていて、人気の高さを感じました。
お堂や庭園や立派であり、隣には宗良親王を祀った井伊谷宮もあり
井伊家をまつる寺院と神社が隣接しているのが不思議な感じでした。
規模が違うので、とても参考にはなりませんが、
境内の雰囲気、歴史の重みを感じ、勉強になりました。
国土安穏読誦会
県内修法師会主催の、国土安穏読誦会に参加。
あいにくの雨でしたが、会場の長崎市・長照寺様には
30名近くのお坊さんが集まり、
お勤め、ご祈祷を行いました。
歴史ある本堂ですが、この日のために?畳は新調してあり
清々しい中で、皆さんで大きな声で読誦しました。
その力強いお経声と、リズム、息の合った修法に
参詣の檀信徒の中には、涙を流される方もあり、
これだけの人数がそろってお勤めするという
普段なかなか体験できない法要に参加できたことを
喜んでらっしゃいました。
法要後は、今年度の日蓮宗荒行堂に入行されるお上人の壮行会。
来月から100日間の修行が始まりますが、
気を引き締めて、一生懸命頑張ってきてもらいたいと思います。
秋の気配
妙法寺菜園の食物が収穫時期を迎えました。
サツマイモなのですが、昨年大きくなりすぎて割れていたので、
いつもよりちょっと早めの収穫。
「シルクスイート」という品種のこのイモは、色がとてもきれいです。
大きさもちょうど手頃。
これから天日に干して、甘みを蓄え、美味しく頂こうと思います。
食べれられませんが、おもちゃカボチャも収穫。
色といい、形といいちょっと変わったカボチャですよ。
昨年の寒で枯れそうになった仏手柑。今年は復活し、
実をつけました。
色が黄色になると、とてもさわやかな香りがしますよ。
境内にはローゼルやコスモスが咲いています。
ローゼルは白い花ですが、後に赤い実をつけ、
仏様の花としてもお供えされます。
実は「ハイビスカスティ」の原料で、
ピンク色のきれいなお茶になりますよ。
収穫後は冬に向けて、大根や桜島大根、ニンジンなどの植え付けを
行います。
雨が多かったせいもあり、雑草がすごいことになっていますが、
何事も準備と下地が大事。
目に見えないところを頑張ろうと思います。
お会式桜とは・・・
日蓮聖人がご入滅された10月13日、東京・池上では時ならぬ桜が咲いたと伝えられています。
それが現在では「万灯」(まんどう)という、提灯に桜を飾り、遺徳を讃えてお供えします。
妙法寺にはしだれ桜がありますが、今年はこの時期に花開きました。
満開とは言えませんが、新暦・旧暦の違いはあるものの、
この時期に咲くというのは、意味があることなのでしょう。
当山のお会式は11月12日予定です。
来月には檀信徒の皆さんと、
お会式に参詣者に配る「さくらの花」を製作します。
次世代にも伝えていきたいと思いますので、
良かったら一緒に製作しませんか?