副住職日記
三十番神大祭へ
島原市寺町の護国寺で16日、新春恒例の三十番神大祭が営まれ、
僧侶17名が出座してお勤め・祈願を行い、
市内外より多くの人たちが参詣し、1年間の身体健全や家内安全、交通安全などを祈願しました。
あわせて、逮夜となる阪神淡路大震災殉難者や御嶽山噴火災害、東日本大震災殉難者をはじめとする
災害殉難者への御回向と、被災地の早期復興、国土安穏を祈念しました。
毎年私もお手伝い、法要出座させていただいています。
朝9時に始まり夜7時まで約1時間おきの計9座。
10数名の僧侶による読経・ご祈祷は迫力ありますよ。
寒い気候にもかかわらず、番神堂は毎回参詣者で一杯です
境内には屋台も並んでます(^_^;)
子供から年配の方たちまで、年齢問わず、しかも家族一緒にお参りされているのを見て、信仰相続の大切さを感じます。
こちらの番神様、一体ずつ厨子に納められていますが、一昨年より修復事業が行われています。
現在約半分が修復され、3年後には全ての御尊像が蘇るそうです。
伝統行事 自治会学芸会
長男が通う小学校では、冬休み明けに「自治会学芸会」が行われます。
学芸会とは子供たちが練習した音読や歌・劇、クイズなどの発表を行います。
プログラムやいろんな小道具も高学年を中心に
自分たちで考え準備します。
自分も、そして親である住職も母校である飯野小で子供の頃、この学芸会を経験しました。
何でも大正時代から続いているとか…。
冬休みの間、一生懸命練習して、今日が本番。
一昨年は長男が水疱瘡にかかり、参加できず、昨年は鬼子母神大祭と重なり見ることができず、
よって今年、親として初めて学芸会デビュー。
自分も小学校の時にしていたことが懐かしく思います。
息子の発表の時は、こっちが緊張してしましました(^_^;)
子供だけではあっという間に終わるので、保護者や先生方の飛入り参加もあります。
言われてするのではなく、自ら考えて企画し行動する。
高学年は低学年をリードする責任感が芽生えます。
一生懸命頑張っている姿ほど、輝いているものはありません。
変えていかなければならないこともありますが、
地域の伝統行事は、これからも伝えていかなければなりません
祈りのチカラ
昨日に続き、天気は最高。
10時からのお勤めにもかかわらず、早い方は8時半には一番前に座ってらっしゃいました(^_^;)
以降、30分おきに午後3時まで計11座。
御祈祷はもちろん、今年の身変わり御守更新や交通安全祈願など
多くの方にお参りいただきました。
縁日なので、毎年日にちは同じです。
平日にもかかわらず、参拝される方の姿が印象的でした。
境内にはパン屋さんやタコ焼き&回転焼きなどのケータリングカーによる移動販売にも
きていただき、にぎわっていました。
お手伝いいただいた近隣のお上人様方、受付担当の方
ありがとうございました。
地域の伝統行事 ~鬼火~
正月の飾り物や、竹・間伐した木を利用してやぐらを組み上げ、
火をつけます。 このときの「パンパン」という
大きな音をたてて、はじける竹の音が「鬼」を払い、一年間の厄を払い、
後の炭で餅を焼いて食べると、無病息災と言われています。
また、煙の勢いのある時に、書初めを飛ばすと字が上達するとか・・・・
今年は天気も良く、風もなく最高のコンディション。
ただし、参加人数は年々減少傾向です。
止めるのはいつでもできます。けれども、復活はなかなか難しいものです。
自分の子供の頃、楽しみだった行事。親になって、こんな準備があったのか…
と大人の事情も分かってきました。次の世代にも、少しでも残していきたいですね
鬼子母神大祭のお知らせ
(昨年の様子)
当日は、午前10時~午後3時30分まで、
30分おきに計11座の祈祷会を行います。
※11時30分から一座は、厄払い・年祝等の特別祈祷です
その際、御祈願申込の方に、自身の名前と年齢が書かれた「身かわり御守」を作製し、
当日参集の皆様に、大荒行を成満した僧侶による加持祈祷を受けていただき、
家内安全・身体健全を祈念しています。
今年は7名の僧侶でご祈祷を行う予定です。
「身かわり御守」は、氏名と年齢(数え年)を記入し、
毎年更新していただいております。
お一人お一人です。
これまでお申し込みの方は昨年の御守をお持ちいただき、
本年度の御守に交換してください。
〇祈願申込書はこちらから