副住職日記
いのりの日
今日6月3日は普賢岳大火砕流が発生し、43名もの
尊い命が失われた日です。
島原では、「いのりの日」と定め、追悼行事や
後世に災害のことを伝えるべく、色んなイベントが行われます。
私も毎年、定点と呼ばれる、当時取材の最前線だった地点であり
多くの報道関係者、地元消防団が犠牲になった場所で回向供養を行っています。
いつもは、発生時間に近い夕方行くのですが、
今年は予定があり、お昼頃行ってきました。
すでに報道関係者の方の献花が備えてあり、
続々とお参りにいらしている中でお勤めしてきました。
火砕流で焼けた車両が、そのまま展示してあります。
あれから28年。当時高校2年生だった私は
噴石から守るためのヘルメットを持参し、
船で高校へ通ったり、夏休みが1ヶ月早くなったり
火山灰の中、通学していました。
体験は忘れることができません。
この地に来るたび、思い出すことが沢山あります。
自然災害が多く続く今日、教訓として
様々な準備、備えを日々していかなければならないと思います。
空手の試合
小学生の空手県大会が開催されました。
GW中に、いつもは佐世保や諫早で開催されていましたが、
今年は島原復興アリーナが会場です。
地元開催なので、
前日準備からお手伝い。
広い会場、県大会ということもあり、
試合会場は6面です。
試合には、娘も参加しましたがあえなく敗退。
悔しさをバネに、稽古してもらいたいものです。
紫陽花ロード
数年前より、このブログやFBで紹介していますが、
R251の新田橋から飯野小学校にかけての道路の両側に
紫陽花が植栽されています。
住職が毎年約150本の苗を挿し木し提供し、
地域の皆さんが協力して除草や剪定などの管理を行っているお蔭で、
今年もきれいな紫陽花が咲きました。
見頃はこれからですが、しばらくは色とりどりのアジサイが
皆さんをお出迎えしてくれますよ。
くれぐれも脇見運転は注意してくださいね。
千日分の御利益
雲仙にある一切経で、千日詣りが行われました。
雲仙の一切経は、僧行基が修行を行ったと伝えられる場所で
一切経を写経し埋めたともいわれ、現在では
お堂と水行を行う滝があります。
年に一度行われる千日詣りは
この日にお参りすると千日分の功徳があるといわれる
有難い修行の日です。
私たちは午後からお参りしましたが、
御住職にお話聞くと、朝は6時ごろから
お参りがあったそうです。
歩いて15分ほどの道のりでしたが、
雰囲気といい、この場で修行されてきた
先師の想いに触れた気がしました。
体験学習
布津小学校PTAとの合同企画、石干見(すくい)活動・海岸清掃に参加しました。
毎年この時期に行われている活動で、ふるさとの海をきれいにし、環境を守る意識を育てることと、
有明海の干満の差を利用した「すくい」と呼ばれる囲い漁を体験し、地域の伝統や特色に
学ぶことを目的としています。
梅雨の時期なので、毎年天候が怪しいのですが、
今年は心配された雨も上がり、全ての活動を行うことができました。
海岸に行くと、かなりのごみが散乱していました。
割れたガラスの破片もあり、危ないですよね。
親子で約150人程度の参加があったので、
かなりの量のごみを集めることができました。
スクイでは、タコやフカ、天然のウニ(笑)もいて、
皆ではしゃいでましたよ。
最後は捕った魚を調理して、みんなで頂きました。
また、南島原市特産のソーメンでソーメン流しをしました。
用意した約20キロのソーメンも、あっという間になくなりました。
子どもたちも喜んでくれてましたが、
次世代に、この自然豊かな環境をバトンタッチするのも私たち世代の役目。
日頃の取り組み、意識が大切だと感じました。