副住職日記
2019-06-03 20:52:00
いのりの日
今日6月3日は普賢岳大火砕流が発生し、43名もの
尊い命が失われた日です。
島原では、「いのりの日」と定め、追悼行事や
後世に災害のことを伝えるべく、色んなイベントが行われます。
私も毎年、定点と呼ばれる、当時取材の最前線だった地点であり
多くの報道関係者、地元消防団が犠牲になった場所で回向供養を行っています。
いつもは、発生時間に近い夕方行くのですが、
今年は予定があり、お昼頃行ってきました。
すでに報道関係者の方の献花が備えてあり、
続々とお参りにいらしている中でお勤めしてきました。
火砕流で焼けた車両が、そのまま展示してあります。
あれから28年。当時高校2年生だった私は
噴石から守るためのヘルメットを持参し、
船で高校へ通ったり、夏休みが1ヶ月早くなったり
火山灰の中、通学していました。
体験は忘れることができません。
この地に来るたび、思い出すことが沢山あります。
自然災害が多く続く今日、教訓として
様々な準備、備えを日々していかなければならないと思います。