副住職日記

2016-01-26 16:57:00

普段の生活のありがたさ・・・

数十年ぶりの寒波が、こちらにもやってきました。
雪に慣れていない私たちは、少しでも積もると子供のようにはじゃぐし、
パニックになったりもします。

朝起きて一面真っ白。

子どもたちは早速雪だるま作りに…


月曜日は学校も休校となりました。
私は葬儀があり、こればっかりは延期できないので
この雪の中、久々にチェーンをつけてお勤めに・・・・

一日経つと、市内あちこちで断水。
幸いこちらは大丈夫でしたが、
各地で水道管の破裂が発生し、
自衛隊による給水車も派遣されていました。

なにより、普段の何げない生活、
水道・電気・当たり前の生活が
なんと幸せなことか・・・・・

私たちは無くなって、失ってはじめて気づくことが多々あります。
日頃からの感謝の気持ちが大切ですね。
2016-01-25 17:22:00

約220年前の出来事

記録的な寒波にみまわれ、さすがに慰霊行脚も中止です。
そこで、今回は行脚中に供養・回向している島原半島にある供養塔のご紹介。

寛政4(1792)年4月朔日に発生した島原大変によって大津波が発生し、
島原と対岸の熊本・天草沿岸を含め約1万5千人もの方が亡くなりました。

この島原大変による犠牲者を供養するため、島原藩はそれぞれの村の寺に命じて供養を執り行わせ、
高さ180cm、幅45cmもある大きな供養塔が建立されました。建立された供養塔は全部で7基あります。
その7か所は多比良村、三会村(三会町)、島原村(田町)、安徳村(南崩山町)、布津村、
隈田村(西有家)、南有馬村で、全て同形、同碑文の供養塔になっています。

これまで自分も地元にこのような供養塔があることは知りませんでした。
そこで、5年前に行脚を始めるに当たり、半島7か所を調べました。
現在は海岸線から内陸に入った地点に供養塔が存在しますが、
それも当時は海岸近くだったのでしょう。
どの供養塔も現在、近隣の方、地区の方が花を供え、供養されているようです。
こうした供養塔の存在も、後世に語り継ぎたいと思います。
以下は各地の供養塔の写真です。

(多比良)


(三会)


(田町)


(安徳)

(布津)


(西有家)


(南有馬)
 
2016-01-23 15:02:00

寒行 ~島原半島一周慰霊行脚~

5年前から島原半島有志の若手僧侶で
この大寒の時期に、1週間で半島一周の寒修行(行脚)を行っています。

その目的は、
①島原大変(1792年)による殉難者慰霊
②普賢岳災害(火砕流)による殉難者慰霊
③交通事故殉難者慰霊と交通安全祈願
この3つが大きな柱です。

今年も21日から始まりました。それぞれ法務もありますので、
参加できるときに行脚することにしていますが、
私は地元を行脚する22日に一緒に歩きました。

島原・護国寺~南島原市有家町(堂崎)まで、約16㌔
途中、島原大変の殉難者慰霊碑前で読経しながら
無事歩きました。



明日からもありますが、法務そして天候次第では
延期に成るかもしれません。
2016-01-16 22:00:00

三十番神大祭へ出座

島原市寺町の護国寺で16日、新春恒例の三十番神大祭が営まれ、
県内外より僧侶16名が出座してお勤め・祈願を行い、
市内外より多くの人たちが参詣し、1年間の身体健全や家内安全、交通安全などを祈願しました。
 
毎年私も法要出座させていただいています。
朝9時に始まり、夜7時まで約1時間おきの計9座。
10数名の僧侶による読経・ご祈祷は迫力ありますよ。


今年は日曜日で、天気も快晴ということもあり、約200名参詣できる番神堂は毎回参詣者で一杯でした。
例年より、参詣者が多かったような気がします
子供から高齢者まで年齢問わず、しかも家族一緒にお参りされているのを見て、信仰相続の大切さを感じました。

こちらの番神様、一体ずつ厨子に納められていますが、3年前より修復事業が行われています。
現在3分の2が修復され、来年中には全ての御尊像が蘇るそうです。
写真で掲載することはできませんので、是非一度ご参詣いただき、ご自身の目でご覧いただきたいと思います

2016-01-09 22:52:00

自治会学芸会

子どもが通う小学校には、色々な伝統行事がありますが、
この学芸会は、明治期から始まり、今まで伝わっているようです。

学年ごとの発表会を現在は「もみじ集会」として秋に発表会をし
自治会ごとの発表会は今回の学芸会です。


高学年を中心に、自分たちで企画、準備、練習をして
責任感を持たせ、リーダー研修にもなるのではないでしょうか?

人数は少ないものの、それぞれ工夫を凝らした発表と
保護者、先生、地域の方が参加されるとあって
少し緊張感の中での経験は、これからに生かされると思います。



子どもがするのを見ながら、自分がやっていた時の事を思い出しました。

夜はお疲れさん会&反省会。
色々な話が聞けて、交流を深めました。