副住職日記
映画上映会に参加しました
口之津町で開催された「みんなの学校」という映画上映会に参加しました。
午前中は深江町で開催されたのですが、仕事の為参加できず、
見に行った妻と子どもたちからも「観た方がいいよ」と勧められ、夜の部に参加。
7時からの開始とはいえ、多くの親子連れが参加していました。
人の成長は環境で変わります。家庭、地域、人とのつながり、
でも、その環境を作っているのは私たち自身です。
先生、保護者はもちろん、地域や子供たち1人1人の気持ちが、
地域や学校を変え、社会を変えていく・・・・
変な思い込みや先入観、価値観が、居場所のない社会を作るっているのでしょう。
「一念」が大事ということがよくわかりました。
実は先週の日曜日、市P連の研究発表があり、その懇親会の席で
隣にいらっしゃった方が、今回映画上映会を企画された代表の方でした。
色々とお話をする中で、恥ずかしながら、今回の上映会を初めて知り、
また熱く語られる想いに、今回参加した次第です。
縁ってどこにあるかわかりませんが、
一つのきっかけが繋がっていく・・・ほんとに不思議であり
自らを映し出してくれる鏡でもあります。
3月にお寺で上映会をすることもお話ししました。
これをきっかけに、地域や学校、そしてもちろん私たちが
成長するきっかけになればと思います。
※計3回の上映で、600名を超す入場者があったそうです。
すごいですね。
節目とは・・
無事に4?歳の誕生日を迎えることができました。
最近は、時間があっという間に過ぎているように思え、
1日1日、1分1秒が大切に思えます。
限りある時間、いつまであるかわかりませんが、
精一杯頑張ろうという想いです。
以前も書きましたが、
「節から芽が出る」という言葉があります。
竹は、その節々から芽をだします。
同じように人間も、様々な節、機会、変わり目に目が出るのではないでしょうか。
節目・・・一つの区切りとして振り返り、感謝反省し
次に向かって芽を出す大事な時期だと思います。
どんな1年になるかは自分次第。
今年も気持ちは若く、頑張っていきます。
三十番神大祭!
島原市・護国寺様の三十番神大祭に出座しました。
毎年1月と8月の16日に行われる大祭には
多くの参拝者が訪れます。
護国寺様の番神様は「蘇りの三十番神」と言われ、
一体ずつ厨子に納めてあり、三十体配置された
御宝前は一見の価値、いや一度お参りしていただきたいものです。
今年も寒い中、朝9時の1座目より、約200人近く入る
番神堂は人で一杯でした。
夜7時からが最後の法要でしたが、毎回、岩永住職含め16名の僧侶とともに、
読経、御祈祷を行い、参詣者に「撰経」という各修法師が法華経を写経した経巻で
御祈祷を行いました。
5年ほど前から御尊像の修復事業が行われており、
今年中に終わる予定とのことでした。
来年の大祭には文字通り「蘇りの三十番神」として
お参りできると思います。
祈り ~鬼子母神大祭~
昨日は「鬼火」で無病息災を祈りましたが、
今日は当山の行事である「鬼子母神大祭」
あいにく朝からは雨模様。
それでも午前10時からの祈祷会には多くの方に
参詣いただきました。
日曜日ということもあって、ご家族や小さな子供連れの方が
多かったように思えます。述べ400名ぐらいでしょうか・・・
午後3時まで30分毎の御祈祷は計11座。
7名の修法師とともにお勤め、ご祈祷を行い、
1人1人に「身変わり御守」を製作しお渡ししました。
7名での御祈祷は迫力が普段とは違いますよ。
流石に11座はしんどかったですが、終わった後は心地よい
気持ちになり、御祈祷を受けた方からも、
「これで正月がきた感じ。明日から清々しい気持ちで1年頑張れる」
とお話しいただき、嬉しく感じました。
また今回は、境内にケータリングカー(タコ焼き)、
大広間でも市内の様々なお店を出品していただき、参詣者と
お互いに多くの「ご縁」を結んでいただきました。
出店していただいた関係者の皆様、
ありがとうございました。
毎回ご祈祷の最後に案内しましたが、
2月3日には「節分会」、3月19日には「映画上映会」を
開催します。詳細は後日掲載しますね。
無病息災を祈って ~鬼火~
正月7日は「七草粥」を食べる習慣があります。
この季節に咲く七草の若葉を食することで、
無病息災を願うものですが、同じような意味で
地元ではこの日に「鬼火」という行事があります。
全国的には「どんど焼き」といった方がわかりやすいでしょうか…
年末からやぐらを組んで準備し、仕上げに竹で覆い、当日は、
各家庭で正月から飾られていた注連縄などを持ち寄ります。
年男・年女の子供たちがやぐらに火をつけると、勢いよく燃え上がり、
このとき、書初めした半紙を高く飛ばすことで、字がうまくなるようにという
願いもあります。
途中、竹がはじけ、「パン、パン」と音がします。
この音に驚いて、悪い鬼たちが逃げることで、一年間無病息災を祈ります。
また焼けた後の炭で餅などを焼いて食べることで、おなじく無病息災を祈ります。
やめてしまえば、それで終わりです。
昨今、伝統行事に対していろんな意見がありますが、
形式は変わっても、その意味と意義を
次世代に伝えていくことが大事だと思います。