副住職日記

2015-06-29 11:23:00

伝統漁法 スクイ体験

梅雨の雨も中休み。日曜日は快晴となりました。
今日は小学校の行事で石干見(すくい)体験・海岸清掃に参加

スクイとは、有明海で伝統に行われてきた漁法で、海岸に石を組んで囲いを作り、
潮の満ち引きを利用して、囲いの中に入った魚を取る伝統漁法です。



子供、保護者、地域の方と一体となった取り組みで、今年で7回目だそうです。

はじめに海岸清掃。想像以上にごみが散乱で、中にはテレビも(>_<)


海をきれいにするのも汚すのも「人の心」次第。
この心掛けが、「宝の海」再生の第一歩だと思います。
年に一度ではなく、定期的に行いたいですね。

スクイでは、囲いの中にいた魚を捕まえるのに悪戦苦闘。

フカやタコなど、普段素手で触ったことない感触にあちこちで悲鳴が・・


(タコが隠れていますが、わかりますか?)
でも、そういう生の体験が「いのち」を大切にすることにつながるのだと感じます。

今回は、子供が通う飯野小だけではなく、布津小との合同企画。

PTA会長ということもあり、準備・手伝いからの参加でしたが、
子供たちも普段とは違って多くの仲間と触れ合うことで
刺激になったことと思います。

学校へ戻って昼食会。高学年はとってきた魚をさばく「料理体験」をしてもらい、
低学年は一足早くソーメン流し。全国2位の「そうめん生産量」を誇る南島原市としては、
地域の特産として、子供達にも伝承してもらいたいものです。


それにしてもよくだべる。用意したソーメンは約10キロ。ソーメンを茹でるのが間に合わず、
流しても流しても、全然足りませんでした。


自分たちが捕った新鮮な魚を食べ、地域特産のソーメンを食べ、賑やかな一日でしたが、
この伝統を伝え、残していくことが大事だと感じます。そのために、自然や海を守り、いのちを大切にすることが
地域、ひいては地球を守ることに繋がるんだろうと思います。

全ては、心がけ次第。
2015-06-26 23:23:00

所変われば・・・

大学時代の同級生の師匠(お父様)が遷化されたので
本葬に参列しました。


ちょうど別件で前日に名古屋に行く予定があったので、
お参りさせていただいたのですが、あいにくの雨。

そう言えば、2年前に名古屋に行った時も大雨で、
名古屋駅が冠水し、セントレアで4時間足止めされた事を思い出し、
たまたまなのか、雨を連れてきたのかわかりませんが、
こちらでは雨と縁があるようです。

式は盛大かつ厳粛なものでした。

法要自体はそんなにかわりませんが、
地域によって形式には様々あることがよくわかります。


生花の飾り方、御宝前の配置、司会進行、
驚いたのは、遺族代表(喪主)が参列・焼香の皆様に
五体投地をしていたこと・・・
最初は、緊張したのか、何を勘違いしているんだろう?という感じでしたが、
あとで聞いたらそういう儀式だと・・・

形式に違いはありますが、
参列者みんなで、お勤めし、お題目をお唱えし
上人の増円妙道をお祈りしました。
2015-06-21 16:54:00

落慶法要

島原・法華経寺様別院の「妙光院」落慶法要に出仕。

御住職である野島上人は、荒行堂入行時からの先輩です。


多くの檀信徒とともに営まれた法要。
もともとスーパーだった店舗を改装しての本堂に
御題目の声が響き渡りました。


あわせて、大曼荼羅御本尊の開眼法要も行われました。
大きな御本尊は、みるたびに立体的にみえ、法華経の世界観が
そこに現れるようです。


新しくうまれた妙光院。これから地域にお題目の声が響き、
野島上人の教導の元に
多くの方が集まる場になることと思います。
2015-06-12 21:34:00

30年後の寺院とは・・・

朝からエリアメールが度々なり、土砂降りの1日でした。
市内でも土砂崩れなどがありましたが、幸い人的被害はなく、ほっとしています。
ただ、梅雨の長雨はこれから続きます。
引き続き注意ですね。ニュースにも出たので、全国の友人からもメールが来ました。
ご心配かけました。ありがとうございました。

そんな天気の中、熊本で開催された教研会議に出席。
今回は寺院を取り巻く環境変化とその対策ということで研究会議が行われました。
年々、激変する社会。その中で、寺院・僧侶がどう対応し、役割を担っていくかが
テーマです。


講演会や分科会では、社会の第1戦で活躍されている先生方をお迎えし、
マーケティングや福祉施設の現場の状況、
参考になる講演ばかりでした。
その中で、我々がするべきことが話し合われましたが、
話して考えたことを行動して、実践しないと意味がありません。

今後の活動のヒントを得た研修会でした。
2015-06-08 14:02:00

修養道場開催!

今年も待ちに待った修養道場を開催します。



普段とは違ったお寺での2泊3日の集団生活を通して、たくさんの人と縁を結び、友達になり、

楽しく時間を過ごしてもらいたいものです。

今年で37回目を迎える修養道場は、宗教的な情操教育はもとより、

学校や家庭とは違う団体生活を通して、約束事(規則)、

耐える心(忍耐)、感謝の心、自立心を養うことを目的とした

2泊3日の修行(研修)です。

昨今の事件・事故や、バーチャル世界が氾濫する世の中で、自分の

「いのち」の大切さはもちろん、「他者への思いやり」や「

つながりに気づく」ことを目標に開催します。

※正座や礼儀作法、お勤めをはじめ、肝試しやバーベキュー
体験学習など様々なプログラムを準備しています。

参加ご希望の方、お問い合わせは島原半島内の日蓮宗寺院、もしくは

事務局(妙法寺)までご連絡ください

参加申込書(PDF)