副住職日記
元寇慰霊法要
今月は出張が続きます。
先週は岡山でしたが、今回は壱岐。
長崎県青年会が行っている元寇慰霊行脚・法要に参加しました。
今年で元寇750遠忌を迎えるにあたり、自分も在籍している頃から青年会の事業として
元寇慰霊を取り組んできました。
750年前の元寇の日にちにあわせ、対馬・壱岐・鷹島・志賀島(福岡)を慰霊行脚する
今回の企画です。
全ては参加出来ないので、今回は壱岐のみ参加しました。
長崎からはプロペラ機で約25分。
壱岐・霜田寺様に到着して鐘楼堂の落慶法要。
翌日は元寇の上陸跡、戦場となった地域、
多くの方が葬られた千人塚などを周り慰霊をし、最後に霜田寺様で慰霊法要を行いました。
実は50年前の元寇700遠忌。九州教区では慰霊のため壱岐に日蓮聖人銅像を建立しています。
現在は霜田寺様に移されましたが、先人が行って来た事を我々も一過性の事ではなく
次世代に引き継ぐことが1つの役割だと改めて感じます。
先輩のルーツを訪ねて・・
岡山で研修会があり、先輩上人を参加しました。
その先輩は、岡山に先祖のルーツがあると言うことで、
研修会の前後の時間を利用して、お墓参りに同行。
研修会前に早めに岡山に向うため、前日は福岡泊まり。
岡山市内の縁ある寺院を参詣し、無事にお墓参りをする事が出来ました。
ご住職ともお話しができ、その家系や歴史を聞くことが出来ました。
その後研修会に参加し、翌日は岡山市内の散策。
後楽園や吉備津神社、倉敷美観地区など、急ぎ足でしたが回ることが出来ました。
オンラインもいいけど、実際に訪れて、その土地の雰囲気を味わうことが大事ですね。
時代の流れ ~学寮 感謝の集い~
大学時代に生活・修行した、東京・谷中学寮。
多くの僧侶が研鑽し、各方面で確約されている方々を輩出した学寮が
建物の老朽化もあって、その歴史に幕を閉じました。
実は2年前に閉寮し、感謝の集いも開催される予定でしたが、コロナ禍で、
今回の開催となりました。
久々の上京。会場には同級生はもちろん、先輩・後輩が全国各地から集まり、
数年ぶりの再会に話は尽きませんでした。
最後には寮歌をみんなで歌いましたが、それぞれの思い出が浮かび上がったことでしょう。
※帰りの飛行機からは、富士山が見え、その近くに不思議な雲が浮かんでました。
こちらは諫早湾を横切る堤防道路。こんな感じなんだ(^^;)
上空から見ることはなかなかないですね。
写真上の方が島原半島です
現在、堀之内に学寮が開設され、僧侶を目指す学生は、大学に通いながら日々研鑽しています。
秋季彼岸法要
快晴の秋分の日。秋季彼岸法要を行いました。
あわせて。施餓鬼法要を行いましたが、
いつもより参詣者が多く、初めて見る方々も多いように感じました。
法要には息子も参列です。学校が休みの日には出来るだけ手伝ってくれます。
法要後はお説教。
「努力は足し算 協力はかけ算」というお題でお話させていただきました。
コロナ禍をすぎ、周囲との協力、地域との強調性 人間関係のあり方が
問われています。人間関係の希薄さも、今後の問題です。
結局は個人の生き方、考え方が社会を構築します。
自分は関係ないと考える方が増えるとどうなるか・・・人ごとではなく、
最終的に自分にも返ってくる問題です。
仏教の教え、法華経の教えを拠り所としての生き方を示すべく
精進していかなければなりません。
布津ファミリンピック
布津青少協主催のファミリンピックに参加しました。
小学生を対象に親子で取り組むゲームや企画を中心に
地域の方とのふれあい、各種関係協力団体の体験コーナーで
普段なかなか接することの出来ない事にチャレンジしてもらう行事です。
また、中学3年生がボランティアスタッフとして、運営、進行、企画などに
携わるのが伝統です。
中学生にとっては、自分たちが小学生の頃に行ってくれていた先輩の立場に立つことで
責任感や自立心を養い、小学生にとっては、しっかりした先輩達を身近に感じることができ、
地域の良い関係が構築されることと思います
今回は9月開催となり、中学校PTAとして「かき氷」の提供を行いました。
初めてのことに戸惑い間ながらも、段々手つきも慣れ、
想像以上の個数を提供しました。
それぞれに行事があり、どうしても重なることは否めませんが
出来ることを出来るだけやっていこうと思います。