副住職日記
2018-04-23 15:41:00
伝統芸能を鑑賞
21日(土)、島原市・護国寺様で行われた石見神楽を鑑賞しました。
これは先日からブログで紹介していますが、護国寺様の三十番神ご尊像
修復記念の伝統芸能奉納事業の一つとして、開催されたものです。
石見神楽とは、島根県石見地方伝承の神楽で、日本神話や地元の伝説が物語となっています。
14名の演者が来訪され、石見神楽の特徴である迫力ある舞や心躍らせるお囃子、
胸のすくような爽快さと勇壮さを表現された演目を奉納されました。
堂内は250名を超える老若男女で一杯になり、4つの演目を演じられましたが
あっという間の2時間でした。
その中で、「恵比寿」という演目ではにこやかに鯛を釣る恵比寿様の様子が面白おかしく、
こちらの心が和む演目で、小さい子供たちも大人気でした。
その表情は何とも言えません。
また、最後に演じられた「大蛇」では、火を噴き暴れまわるド迫力の大蛇に、
眠そうだった我が子もビビり、大蛇の動きや客席まで迫ってくる演出に
皆びっくり!!
舞を行う人も大変ですが、太鼓や笛を演奏する囃子も演奏しっぱなしなので大変です。
石見から朝から8時間かけて島原に来られ、翌日帰るというハードスケジュールの中で、
伝統芸能に対する真摯な態度、普段の稽古はもちろん、自身の仕事をしながらの
伝統芸能を継承していく想いを演目に表現され、本当に感激した神楽観賞でした。