副住職日記

2017-06-03 23:47:00

27回忌法要

今日、6月3日は雲仙・普賢岳火砕流災害が起こった日。

26年前、地元消防団や報道関係者、火山学者、タクシー運転手など

43名の方が火砕流で亡くなられました。

 

毎年普賢会でお勤めをしていますが、

今年は27回ということもあり、

「島原市仏教会」主催で現地にて27回忌法要が開催されました。

妙法寺でも檀家さんお二人の方が犠牲となられました。

そのお二人は夫婦ですが、まだ見つかっていません。

タバコ収穫に出られたまま、火砕流に巻き込まれたそうです。

 

市内寺院だけでなく、檀家さんが犠牲になられた近隣寺院も案内を受け

住職の代わりに私が参列させていただきました。

当時撮影が行われていた通称「定点」は慰霊碑のある場所より

上流になり、普賢岳に近い場所になります。

 

慰霊碑の場所でもかなり近く感じられますが…

 

法要には、市長はじめ、ご遺族、各団体関係者など

約120人が参列し、火砕流が発生した午後4時8分のサイレンに合わせ黙祷。

多くの方と一緒に手を合わせ、ご冥福を祈りました。

当時私は高校生。それ以降、学校生活は大きく変わり、

船で通ったり、火山灰の中を登校したり、

今となっては思い出ですが、貴重な経験でした。

 

あれから26年。国内外で様々な災害が起きていますが、

これからも当時を忘れずに行きたいと思います。