副住職日記

2016-06-03 19:17:00

25年目の節目

平成3年6月3日、雲仙普賢岳の火砕流によって
地域住民、地元消防団、タクシー運転手、報道関係者、火山学者など43名の方が亡くなられました。

妙法寺の檀家さんも、この時ご夫婦で亡くなられています。
葉タバコの収穫に行き、災害に会い、今でもお二人の御遺骨は発見されていません。

毎年、祥月命日にあたるこの日、当時取材の最前線だった「定点」にて、ご回向をしていますが、
今年も行ってきました。

ご遺族、関係者、報道陣の方も多くお参りされたいました。
一読し、ご回向を行い、その後
今年は25年目になる節目の年でしたので、
島原・護国寺様にて普賢会で読誦会を行いました。

本堂、そして三十番神堂には、多くの檀信徒の方もお参りいただき、
東日本はじめ、熊本地震災害殉難者の慰霊も一緒に行いました。



復興というのはすぐにはできませんが、
時間はあっという間に過ぎていきます。
あれから25年、当時の事を学び、後世に伝えることも大事なことだと感じます。