副住職日記

2016-04-02 16:35:00

歴史に学ぶ

島原でも桜が満開になり、近くの公園でも多くの花見客がいました。


さて4月1日は「島原大変」が起こった日。
寛政4年(1792年)、噴火に伴う地震によって、眉山が崩壊し、その土砂が有明海に流れ込み
その結果、津波が発生し、島原・熊本あわせて1万5千人もの方が亡くなったという災害が起こった日です。

(奥が普賢岳 現在は平成新山  手前の山が眉山。崩壊によって当時より150m低くなったそうです)
当時の犠牲者をしのび、各地に藩が建立した慰霊碑が残っています。

1月の大寒頃、寒行のなかで、半島の慰霊碑を行脚供養して回っていますが、
何事も時が経つにつれ、忘れてしまいがちです。

先人たちが後世を想い、残してくださったもの。
伝統・文化・歴史。それぞれ、正しく引き継いで
受け継がなければなりません。

毎年忘れずに咲く桜のように・・・