副住職日記

2015-08-15 23:40:00

お盆の風物詩

12日に雨にあったものの、今年の盆も無事に終えることができました。
今年は8日からお盆の棚経を廻りましたが、初めは「今年の暑さは違う!」の会話ばかりでしたが、
ひと雨降った後は、だいぶ気温が落ち着いた気がします。
それでも、住職と2人でほぼお勤めしたので、いつもより長く、
お檀家の皆様には日時などご迷惑おかけしました。

さて以前も紹介しましたが、長崎ではお盆のお墓詣りの際、墓地で花火をします。


子供用の花火なら可愛いですが、打ち上げやロケット花火が飛び交い、
あちこちで爆竹が鳴っています。とくに初盆を迎えるところは盛大です。
他県では考えられないほど、賑やかなお墓詣りですよ。
大声じゃないと会話が聞こえませんから・・・

また、初盆を迎えられるところは、親族や縁のある方が、
その家の家紋入りの提灯をお供えする風習があります。その提灯をお墓に灯し、
霊をお迎え、お送りします


普段は2つぐらいの提灯ですが、初盆のご家庭は、かなりの数の提灯が灯してあります。
お寺のある地区は、14日と15日の2晩灯し、15日に精霊送りをするのです。
なかには、3日間行う地区もあるようですが…


お盆のお墓詣りは、ご先祖様との再会の場でもあり、旧友との再会の場でもあります。
里帰りした同級生や友人、1日だけですが、この日にこの場で会う友人もたくさんいます。

多くの縁が出会う場
その中で、今の自分の存在、命あることに感謝したいものです