副住職日記

2015-07-21 23:13:00

いざ 七面山へ

朝から絶好の日和となりました。

本山の朝勤に参拝、朝食を済ませた後、身延山を後にして七面山
標高1982メートルの美しい霊山である七面山に祀られている七面大明神は、
身延山の裏鬼門を守護し、法華経を信じ、御題目を唱え行うすべての人々の七難を払い、
七福を授け守護し続けてくださる末法総鎮守です。

表参道の入り口である羽衣からいざ敬慎院を目指します。

今回は家族で参加しましたが、団参ということもあり、自分たちだけというわけにはいきません。
それぞれ与えられた修行と思って、あえて子供達とは別に登りました。


私にとっては2年ぶりの登詣。妻や子供たちは初めての登詣です。
特に4歳の子供はちょっと心配していましたが、
元気に最後まで歩きました。



 
自分自身も、いろんなことを考えながら、ひたすら50丁の道のりを歩きました。
朝9時30分にスタートし、休憩しながら敬慎院に午後1時半到着。

残念ながら雲がかかって、富士山の全貌は見れませんでした。

でも、家族全員で無事に登れたことを感謝し、御開帳、夕勤に参列。

夕勤では別当(住職)さまの言葉が印象的でした。
それは、この敬慎院まで登れる身体・命を頂いた両親に感謝すること。この七面山に登るきっかけを作ってくれた方に感謝すること。その想いが、先祖や有縁の方への回向祈願となり、山を登るという功徳によって、故精霊の因縁消滅、ひいては自身の業を消し、守護していただくことになる。是非多くの方への感謝の念と回向を忘れないでほしい・・・と

要約すればこんな感じですが、もちろんほかにも話はあり、ただ納得しながら聞いてました。
明日は、下山し、羽田から家路と帰ります。