副住職日記

2015-07-02 21:35:00

半夏生まんじゅう

暦の半夏生をご存知でしょうか?
ハンゲショウと読む節目の日は、特に農家にとっては大事な節目であり、この日までに「畑仕事を終える」
「水稲の田植えを終える」目安で、この日から5日間は休みとする地方もあるそうです(ウィキペディアより抜粋)

今年は7月2日がこの半夏生に当たります。
うちでは、子供の頃からこの日に饅頭を作り(ハゲマンジュウ)、お供えしていました。

農家ではありませんが、もともとは、田植えや農作業が無事終わったことを神様に感謝し、
神棚にお供えしたのが始まりだそうです。
また、稲や作物の豊作を祈るものとも言われています。

いずれにしろ、古来より暦・季節、そして目には見えないものを大切にしてきた風習、風土があります。
風習も引き継がなければ、復活は難しいもの。
いまの子供にとって「なに、それ?」と思うものも、これまで先人が大切に積み上げてきた歴史でもあります。

そういうもの、大事にしたいですね。