副住職日記

2014-08-16 15:26:00

名残惜しいけれど ~精霊流し~

昨日は朝から雨。天気予報では午後もかなりの確率で雨。
はたして初盆のメインイベント、精霊流しができるか心配でした(>_<)

夕方になり、ポツポツと降っていた雨もあがり、
前日同様、提灯を灯す準備を・・・・

ただ、今夜は精霊流しをしなければいけないので、
1時間早めの点灯です。

15日はどちらの地域もお参りされることもあり、
昨日よりは人数少なめ。そして、精霊流しやお盆の接客のため、皆さん早めの帰宅です。

そんな中、精霊船の準備をしました。

今回の船は、大工である叔父が製作し、孫(私達)たちで担げるように、全長2.5Mほどです。

日示上人の名を入れた自家製メロンもお土産に・・・・

それまでつるしていた提灯を船に付け替えるのですが、全部で50個ほどの提灯がついています。
お供え物を準備し、お題目の幟をたて、出発前に一読。

ちなみに、今回同じTシャツで揃えました。
徳性寺さん特製のTシャツです(^O^)


本堂前と玄関前で練り回し、いざ海へ。

途中、長崎や島原の精霊流しみたいに爆竹を鳴らしながら、海岸へ。

いよいよお別れです。葬儀から2か月しか経っておらず、バタバタした中で迎えた初盆でしたが、
無事、お見送りするとこまでやってきました。



ここでも一読。出港の合図でもある鈸や鐃をならし、周りの人が太鼓をたたき、お題目を唱える中、
担いだまま海へ入り、その場で練り回し陸地へ引き上げました。

辺りはすでに暗くなり、海に浮かぶ精霊船の灯篭の明かり、海面に映る明かりもまた幻想的でした。

初盆を迎え、いつもとは違う家族・親族とともに過ごしたお盆。
皆様はどんな気持ちでこのお盆を過ごされたことでしょうか?
海に浮かぶ船の明かりを見つめながら、寂しさとともに、自分がやらなきゃと感じた3日間でした。