副住職日記

2013-06-16 21:49:00

日本語って素晴らしい!

 先日地鎮祭を執り行ったお宅が、無事上棟式を迎えました。

梅雨の時期にもかかわらず、基礎工事期間は全く雨も降らず、作業もはかどったようです。

しかし、上棟式の日に限って朝から土砂降り。ほんとに執り行うのかこちらが心配でしたが、
雨も午前中には止み、午後からは日が差してきました。


上棟式は、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式です。また、建った後も災いに遭うことなく栄えるようにと棟札を納めます。

地鎮祭も雨でした。上棟式も初めは雨。雨が「降り込む」ことから「富貴込む」。つまり、この日に雨が降るのはむしろ喜ばしいこと。物事はとらえ方一つ、心の持ち方一つで変わってきます。YESかNOかの文化とは違う、日本らしい文化ですよね。

最後に餅まき、銭撒きが行われました。いつの間にか、辺りには多くの人が・・・・


老若男女、この時ばかりは譲り合いもなく…

ちなみに、このとき拾った餅は焼いて食べないそうです。
神様がやきもち焼いて、火災にならないように・・・・