副住職日記

2013-01-26 01:04:00

半島一周行脚 ~5日目~

 昨日は法務のため、参加できませんでした(>_<)

今日は地元を行脚。有家町堂崎~布津~深江~島原・護国寺まで、約16㌔。
この地域の国道は、アップダウンがあり、距離以上に長く感じます

途中、国道からはずれ、旧道沿いを行脚
昨年も行いましたが、この地域は約200年前の寛政4年(1792)に
島原大変という、噴火、地震、津波災害が起きていて、多くの犠牲者(1万5千人)が出ています。
そのため、あちこちに慰霊碑が建立されています。

今回の行脚は、慰霊行脚という意味もあるので、
慰霊碑のある場所での読経はもちろん、できるだけ海岸線を唱題行脚しています。

布津町にも藩が建立した慰霊碑があります。



こちらは、お題目の宝塔。この宝塔を建立する際には、自我偈3万巻読誦、また宝塔の下には
お経一字ずつ記した石が納められています。
昔の方の想いはすごい




平成の普賢岳災害により、土石流被害に遭った地域を行脚しながら護国寺へ。
この辺りも、200年前の災害前は海に近いところだったそうです。


長い歴史の上に私たちは生かされています。
今生活している場所も、過去にはいろんな出来事が起きています。
今こうしてあるのは、その繋がりによるもの。
明日は、いよいよ最終日。
一歩一歩噛みしめて、歩いてゆこう