副住職日記

2012-03-14 18:48:00

1周忌法要 その②

 この記事を書く前に、何度書いたり消したりしたか・・・
おまけに、UPしたのに消えていました((+_+))

話が前後になりますが、集いの前に市内の被災地を行脚しました。
かつて建物があったであろう場所には、花が手向けられ、お供えがあり、
お参りをされている方々の姿がありました。
現実を知らされます。行脚中には私たちに対し、浄財を寄進される方、
手を合わせていらっしゃる方々、様々な思いを受け、唱えるお題目も自然と
声が大きくなります。


追悼の集いでは、地震発生の時刻に合わせての黙祷・点鐘
また大船渡に津波が到達した3時19分には、同じく黙祷と点鐘をして
冥福・慰霊と復興祈願を行いました。
詳しくは本増寺HP


会場には市民の皆様で作成された灯篭が掲げられ、灯篭の周りには
思い思いの言葉や絵が描かれていました。

また、鎮魂と追悼の言葉が書かれた大灯篭は
震源地である三陸沖北緯39.1度まで船で運ばれ、その地点に流されました。




東京まで帰る途中、陸前高田市も通りました。一本松があるところです。
何といいようがありません。建物が、街がありませんでした。


目に見るもの、聞くもの、触れるもの、いろんなことを私たちに教えてくれます。
どう受け取り、伝えていくのか・・・・何かできることがある。
自分自身のことと受け止めて、行動することが大事です
復興という言葉だけではあまりに軽いですが、
鎮魂と追悼、そして一日でも早い復興を願ってやみません。