副住職日記
2011-08-07 21:04:00
リダギョーって何ですか?
今日から今年のお盆経参りが始まりました。

初日は遠方の檀家さん宅へ。
普段、なかなかお会いできないこともあり、
お勤め前後に話が進み、あっというまに時間が…
その中での質問。
「お上人、この前リダギョーって聞いたけど、何のことですか?」
「リダギョー? ひょっとして利他行(りたぎょう)のこと?」
利他行とは、自分だけでなく、他も自分と同じように考え行動すること。
真の幸せは、我が身の幸せに満足するのでなく、自他共に幸せに なれる
生き方をすること。そのために、自分さえ・・・という自分本位の
考え方を改めること。
お盆は、正式には「盂蘭盆会」といいます。
[盂蘭盆会・うらぼんえ]とはインドのサンスクリット語のウラバンナ
(逆さ吊り)を漢字で音写したもので、 転じて「逆さまに釣り下げられるような
苦しみにあっている人を救う法要」という意味です。
お盆の行事はお釈迦さまの弟子の一人、
目連尊者(もくれんそんじゃ)が母を救う話に由来しています。
目連尊者はある時神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて
苦しんでいると知りました。 そこで、どうしたら母親を救えるのかお釈迦様に
相談したところ、 お釈迦様は言われました。
「母は、自分のこと、自分の子供ばかり可愛がり、他に施そうとはしなかった。
その罪で餓鬼道に落ちている。夏の修行が終った7月15日に僧侶を招き、
多くの供物をささげて供養すれば母を救うことが出来るであろう」と。
目連尊者がお釈迦様の教えのままにしたところ、
その功徳によって母親は仏界へと、とげられたとのことです。
それ以来(旧暦)7月15日は、父母や先祖に報恩感謝をささげ、
供養をつむ重要な日となりました。
現在では、中国の中元(7月15日)と習合し、「お中元」として、
盆供(先祖への供物)と共に、商い先や世話になった人に贈り物をするように
なりました。
話がそれて長くなりましたが、いろんなところで話はつながり、
一つ一つが、現在の自分に示してくださる教えです。

初日は遠方の檀家さん宅へ。
普段、なかなかお会いできないこともあり、
お勤め前後に話が進み、あっというまに時間が…
その中での質問。
「お上人、この前リダギョーって聞いたけど、何のことですか?」
「リダギョー? ひょっとして利他行(りたぎょう)のこと?」
利他行とは、自分だけでなく、他も自分と同じように考え行動すること。
真の幸せは、我が身の幸せに満足するのでなく、自他共に幸せに なれる
生き方をすること。そのために、自分さえ・・・という自分本位の
考え方を改めること。
お盆は、正式には「盂蘭盆会」といいます。
[盂蘭盆会・うらぼんえ]とはインドのサンスクリット語のウラバンナ
(逆さ吊り)を漢字で音写したもので、 転じて「逆さまに釣り下げられるような
苦しみにあっている人を救う法要」という意味です。
お盆の行事はお釈迦さまの弟子の一人、
目連尊者(もくれんそんじゃ)が母を救う話に由来しています。
目連尊者はある時神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて
苦しんでいると知りました。 そこで、どうしたら母親を救えるのかお釈迦様に
相談したところ、 お釈迦様は言われました。
「母は、自分のこと、自分の子供ばかり可愛がり、他に施そうとはしなかった。
その罪で餓鬼道に落ちている。夏の修行が終った7月15日に僧侶を招き、
多くの供物をささげて供養すれば母を救うことが出来るであろう」と。
目連尊者がお釈迦様の教えのままにしたところ、
その功徳によって母親は仏界へと、とげられたとのことです。
それ以来(旧暦)7月15日は、父母や先祖に報恩感謝をささげ、
供養をつむ重要な日となりました。
現在では、中国の中元(7月15日)と習合し、「お中元」として、
盆供(先祖への供物)と共に、商い先や世話になった人に贈り物をするように
なりました。
話がそれて長くなりましたが、いろんなところで話はつながり、
一つ一つが、現在の自分に示してくださる教えです。